紀伊半島1周ツーリング2日目【串本~鈴鹿】

初日は途中の道の駅くちくまの裏手の山へ登り、古座川の嶽の森山へ登った後に本州最南端、紀伊大島をツーリングしました。

本日2日目は、鈴鹿市までの移動日ツーリングになります。道中、色々と観光スポットに立ち寄りながら鈴鹿市へ向かいます。

遠征ツーリング+登山 Day,2

昨日はあれだけ快晴だったのに、本日はどんより曇っています。

朝、5時30分過ぎにお風呂へ入りに行ったんですが、そんな早朝なら貸切だと思ったら・・・じいさん達で洗い場も順番待ちです💦 どんだけ朝早いねん。旅行の時くらいはノンビリしろよ。

朝食もたっぷりいただきました🎵 朝から腹いっぱいです。部屋に戻ってもう一眠りしてから9時過ぎに出発!

橋杭岩

ホテルを出るとまた雨がパラパラ降ってきました。今日は曇りの予報ですが、本格的な雨の心配は無いそうなので信じて出発です。

ホテルから5分ほどで橋杭岩に到着。道の駅の方へ行くと車が多いので、端っこの方へ移動したら海にすごく近くて撮影にはいい場所がありました。

橋杭岩の伝説

昔々、弘法大師(こうぼうだいし)と天(あま)の邪鬼(じゃく)(人の邪魔ばかりする悪者)が熊野地方を旅して串本までやって来ました。大島の人々が不便でたいそう困っているのを聞いた弘法大師は、「人に見られないように一晩の内に海に橋を架(か)けてやろう」と思い、天の邪鬼にも手伝ってもらうことにしました。しかし、天の邪鬼はいつも人の反対ばかりする上、偉い弘法大師には引け目を感じていましたので、何とかして弘法大師を困らせたいと思っていました。夜になると、いよいよ二人は橋をかけ始めました。天の邪鬼はふだんから働いたことがなかったので、すぐ疲れてきました。それであまり手伝おうとしませんでした。いっぽう、弘法大師は山から何万貫(がん)もある大きな岩を担(かつ)いできてひょいと海中に立ててどんどん橋杭を立てていきました。「この調子で橋を作ると朝までには立派な橋ができ上ってしまう。何とか邪魔をする方法はないものだろうか」と天の邪鬼は考えました。そこで弘法大師が人に見られぬように夜のうちに橋をかけてしまいたい」と言っていたのを思い出して鼻をつまんで「コケコッコー夜が明ける~」と鶏(にわとり)の鳴きまねをしました。弘法大師は「まだ夜が明けるはずはない」と耳を疑いましたが、もう一度天の邪鬼が「コケコッコー」と鳴きまねをすると夜が明けてしまったと勘違(かんちが)いしてあわてて工事を止めてしまいました。それで今でも橋杭岩は海の中ほどまでしか続いていません。この珍しい岩は、大正十三年に国の天然記念物に指定されました。

出典:熊野古道大辺路の民話 発行:和歌山県西牟婁振興局

撮影しているとバイク2台がやってきた。1台はご夫婦でもう1台は中年男性。中年男性が近寄ってきてピクチャーなんちゃらかんちゃらと英語で話しかけてきた😱 ピクチャーしか聞き取れへんやん。

そっかー写真を撮ってくれといってるんやな。カメラを渡してもらうとしたらNO,NOといわれ・・・ そうやん、こんな時の翻訳アプリやん。翻訳アプリを使って会話したら僕のバイクを写真撮っていいか?と。もちろんOK!喜んでどの角度からでもお好きにどうぞ!

一緒に撮ろうと云われ何枚も撮影。しかし・・・僕のカメラで撮ってもらうのを忘れてしまった💦 ご夫婦の旦那さんはタイでHONDAのディーラーをしているとか。なかなか翻訳アプリで会話出来るやんw

先に出発され奥様は見えなくなるまで手を振ってくれました。気を付けて! さぁ~僕も出発するぞ。

気持ちいい海沿いの道 荒船海岸

ガードレールも柵も無い海沿いの道を走れる荒船海岸。車はほぼ、通らないので好きな場所に停めて撮影できるのもいいです。この海岸線の道は3㎞ほど先の「鬼宿(おにゃど)」で行き止まりになっているので、Uターンしてこなければなりません。

荒船海岸

串本町の東端、熊野灘沿いに3kmにわたって奇岩怪石が続く、吉野熊野国立公園にも指定される海岸。絶好の礒釣り場として有名なほか、その変化にとんだ風景はハイキングコースとしても秀逸です。海岸沿いの道を行けば岩のトンネルがあり、磯山にはウバメガシやヤブツバキが繁茂し、メジロなど野鳥の楽園となっています。 

出典:串本町

あいにくのお天気ですが、曇っている方がバイクがギラギラせず、しっとりした感じに写るのがいいですね。

スペースポート紀伊 ロケット打ち上げ射場入口

気持ち良ーく走ってると、スペースポート紀伊の入口があった。残念なことに初号機(2024年3月13日)の打ち上げは失敗でしたね😭 

2号機は2024年12月14日(土)11:00~11:40と決まっているので、今回は成功して欲しいです。

この辺でモジモジしてると、奥の詰所からジッと見られているので、速やかに移動しましょう。

岩をくりぬいた手掘りのトンネル

これはいいトンネルですね~ トンネルフェチでもある僕にはたまらない。撮影は帰りにゆっくりするとしてとりあえずは終点の鬼宿へ向かう。

終点の鬼宿(おにゃど)

終点は広い場所になっている。車だと5台くらいは駐めれそうな広さです。

この先、海岸線を歩いて犬戻り付近まで行くと、奇岩がたくさんあって行ってみたいけど、ここから片道1.5㎞ほどあるので、時間が無いし諦めました。

鬼宿から先の海岸線。

戻ります😀

車ではここが難所かも💦

鬼宿のすぐ手前にあるこの切り通しみたいなところがかなり狭い。

軽四では通れるみたいですが、普通乗用車だと無理かもしれないな~

内部はセメントが吹き付けられ補強されている。トンネル名は特についてないみたいだ。

暗くなる前には鈴鹿に着きたいので早く次に行かなければ・・・

今回の旅仕様。レインウェア、替えのグローブ、登山靴はシートBOXに入れてます。登山ウェア、タオル、防寒着、下着類、充電器などはモンベルの鞄に入れてネットで固定した。

TANAXのプレートフックのおかげでネット装着がやりやすくなった。キャンピングシートバックの固定も使えるので、おすすめです★

東映のOP画みたいな感じだったんで、高い波が来るのを待ってたんだけど・・・

高い波は来なかった。

日本一短い川 ぶつぶつ川

ここも来たかった場所です。車で来られた方は「玉の浦海水浴場駐車場」に停めたら1番近いです。

日本一短い川「ぶつぶつ川」この写真に川全体が収まっているところがある意味凄い。

写真右端が源流で石垣の端までがぶつぶつ川だ。石垣の向こうの川は「粉白川(このしろがわ)」で、玉の浦海水浴場に注いでいる。

ぶつぶつ川の名前の由来はフツフツと清水が湧き出ているところからついたんそうです。

確かに川底からたまに湧き出てくる。

湧水なので透明度は抜群だ。水槽の中を見ているかのようだ。

時間も無いので次へ向かおう。次の目的地までここから約50㎞。

ここから新宮手前まで那智勝浦新宮道路(無料)を走り、熊野市を目指します!

世界遺産 鬼ヶ城

熊野川を渡ると三重県に突入!ヘルメット越しに「三重県突入~!」と大声でいった後に、あれ?熊野市は??通り過ぎた?MAPを見ると熊野市は三重県だった💦 ずっと熊野市は和歌山だと思ってた俺・・・無知

で、熊野市に入ると鬼ヶ城はすぐだった。ここから鈴鹿のホテルまでは高速を使っても2時間はかかる。途中で休憩など入れたら2時間30分くらいかな。もう12時30分なので、13時ちょい過ぎまで見学できるな。

どこまで行けるかわからないけど、せめて3番(猿戻り)辺りまでは行きたいね。時間があれば赤の実線を西口まで歩いき、赤の破線を歩いて1周したかったな。

平日でしたが、ここも観光客(外人含む)が、多かったです。

紀伊半島は1日こんな天気でした。大阪では晴れているそうです。

ここにもあったナメトコ岩w

圧巻の千畳敷

前方の人と対比してわかるように圧巻の大きさです。

凝灰岩が海蝕されてできた大洞窟らしい。広さ約1500平方mだって。1発目にして素晴らしい🎵

飲み込まれそうだ。

猿戻り

ここからは長さ百数十メートル、高さ数10メートルの絶壁歩きで楽しめそうなのに・・・時間切れなので、ここで引き返します😭 この辺の山はもう1つ残っているので、その時に今度は1周歩いてみます!!

予想以上に鬼ヶ城はいいところでした。今度来るときの為にこの後は残しておこう。

ちょうどお昼だし、お腹が空いたのでここで食べることにしました。

しらす丼です。600円だったかな。美味しかった~🎵 お腹いっぱいにはならなかったけど、これで鈴鹿までは持つだろう。

鬼ヶ城、またきま~す!!

高速道路のPAで休憩☕

鬼ヶ城からすぐ近くに「熊野大泊IC」があり、順調に走ってたんだけど、賀田IC~尾鷲北ICまで通行止めで賀田ICで降ろされました。ここどこやねん・・・

尾鷲北からはまた高速に乗れるので、尾鷲北まで山を越えて大きく迂回しました。かなりの時間ロスです。無料区間なので、文句はいえないか・・・💦

無事に山を越えて、尾鷲北からまた高速に乗り、紀伊長嶋からは有料区間になる。

奧伊勢PAで最後の休憩をした。ここから鈴鹿市のホテルまでちょうど60㎞。高速は津ICで降りて下道を走ります。

ホテルキャッスルイン鈴鹿

16時にはホテル着を目指していました。実際に到着したのは10分前でしたw

大阪を出て、紀伊半島1周してここまで461.4㎞でした。今回のツーリング旅で1万㎞越えちゃいますね。

疲れたので早速ホテルにチェックインしてお風呂に入りたい♨

普通のビジネスホテルです。食事なしなので、4500円でした。こんなもんでしょうね。

9階なので眺めは最高です。カーテンを開けると御在所岳・鎌ヶ岳も見えてました。

少々狭いけどビジネスホテルに大浴場があるだけ嬉しいです🎵 早めに入っていて良かった~ 夕方からはビジネスマンがドバっとチェックインしていたので、遅い時間だと順番待ちになっていたかもしれないですね。

昨日は美味しいものをたくさん食べたので、今夜は節約して近所のイオンに行って、スガキヤのラーメンにしました。

明日は鈴鹿の山へ登ってから帰ります。登山の記事はまた別記事で・・・