高山植物の宝庫 霊峰白山へ(テント泊)

2023年10月28日

合計距離: 20.42 km
最高点の標高: 2700 m
最低点の標高: 1240 m
累積標高(上り): 2054 m
累積標高(下り): -2062 m
Download file: 20230716白山.gpx
山行データ
  • 【山名】白山(御前峰 大汝峰)
  • 【標高】2702m(御前峰)2684m(大汝峰)
  • 【山行日時】2023年7月16日~17日
  • 【天気】1日目(くもり) 2日目(快晴)
  • 【メンバー】ryoさん+えのさん+登山好人
  • 【ルート上の電波接続率】86.3%(ワイモバ)
Day.1 山行時間 4時間25分 距離6.0㎞
  • START
    9:43
    別当出合
  • POINT1
    10:35
    中飯場+休憩
  • POINT2
    12:40
    甚之助避難小屋+休憩
  • POINT3
    13:14
    南竜道分岐+休憩
  • POINT4
    13:46
    南竜山荘
  • GOAL
    14:08
    南竜ヶ馬場野営場
Day.2 山行時間 9時間28分 距離14.4㎞
  • START
    3:50
    南竜ヶ馬場野営場
  • POINT1
    5:48
    室堂ビジターセンター+休憩
  • POINT2
    6:23
    室堂ビジターセンター出発
  • POINT3
    7:02
    御前峰(2702m)
  • POINT4
    8:03
    大汝峰(2684m)
  • POINT5
    9:46
    黒ボコ岩+休憩
  • POINT6
    10:33
    殿ヶ池避難小屋+休憩
  • POINT7
    11:42
    仙人巌
  • POINT8
    12:01
    別当坂分岐
  • GOAL
    13:18
    別当出合下山

ryoさん+えのさんと霊峰白山へテント泊へ行って来ました。

当初の予定では「砂防新道」で登り、南竜ヶ馬場野営場でテント泊して、翌日に山頂へ登り、下山は「別山」経由で「チブリ尾根」で下る予定でしたが、昨年、骨盤骨折をしたryoさんが距離的に不安があったので、砂防新道で登って、観光新道で下山のルートにしました。

数年前から何度か白山山行を計画しては天気が悪く、四国の山、大峰の山へ行先変更になったな。

今回の天気予報は16日はまずまずだが、17日は完全晴れマークだ。16日はテン場までなので多少天気は悪くても問題ない。

3連休、天気も良さげ、百名山ときたら激混だろうな・・・駐車場はあるの?テント張れるの?シャトルバスに乗れるの?などなど、心配事がたくさんだ。

ryoさん→えのさんの順でピックアップし、極力、高速を使わない湖西道路経由で白山を目指す!

シーズン中の土、日、祝は別当出合までマイカー規制していますので、車は市ノ瀬のパーキングに停める。

パーキング1㎞手前からすごい路駐の列でした。僕らもこの列に停めてバス乗り場まで歩かないといけないのかと思いつつ、車で登って行くと、ガードマンが手招きをして「奥へ進んでください」「橋を渡ったところにまた係員が居ますので指示に従ってください」言われるがままに奥へと進んだ。

係員の方の指示に従って行くと無料のパーキングに案内された。なんや!パーキングあるやん🎵 恐らく下から登ってきて、路駐の列を見た登山者の車は奥へ行ってもパーキングが満車だと思い、路駐をしたんだろうな。

予定では11時頃着の予定が、2時間早く、午前9時に到着してしまった。

初めての山はいつでもワクワクです。お二人さん、2日間よろしくお願いします!

【9:14】市ノ瀬ビジターセンター

バス乗り場前の切符売り場で往復の切符を購入(片道800円×2)

意外にも数分待つだけでシャトルバスに乗車出来ました。朝一のバスだとかなり待たされるでしょうね。中には1時間以上待たされたと言う記事も見かけました。バスを待っている間にトイレなど済ませておく。

【9:43】別当出合

バスには20分くらい乗っていたかな?寝てましたw

左に何気に西九条のオジサンも写っていましたw この方とは何度も抜きつ抜かれつ翌日の山頂までご一緒でした。

【9:44】別当出合の登山口

スタートです🎵 ザックはズッシリ重いけど、そのうち重さにも慣れるだろう。

天気はどんよりしてますが、雨さえ降らなければ今日はOKです!

橋を渡って入山!横揺れが妙に気持ち悪かったな。

まだまだ足取り軽いお二人さん😀

当ブログでは、ほぼ、出てこない花の写真だけど、花の白山へ行ったんだからせめて1枚だけでも。

ちなみに花の名前は・・・知らん😱

石の階段がずっと続きます。

ryoさんは38ℓザックにテント泊装備を詰め込んだそうですが、よく詰め込みましたね。

えのさんは相変わらず大きなザックにパンパンです。何が入っているんだろうか?

【10:35】中飯場

ここはなんと水場もアリ。水道から冷たい水がジャブジャブ出てきます。有難いですね~

小屋の裏手で西九条のオジサンと少し談笑しました。オジサンも今日は南竜ヶ馬場でテント泊だそうです。

こんな山の奥まで林道が整備されているんですね。翌日(17日)は怪我人が出たのか林道を救急車、消防車がこの林道をサイレンを鳴らして登って行きました。

【12:40】甚之助避難小屋

こちらの小屋は2010年に建てられた避難小屋らしい。中へ入っていません。

ここにも水道があり、冷たい水が出てきました。

振り返ると、さっき休憩した「甚之助避難小屋」がもうあんな下に見える。

【13:14】南竜道分岐

さすがにえのさんも少しお疲れモード。ココでも少し休憩した。

南竜道はほぼ平坦で楽チン🎵

徐々にガスがはけてきて青空が顔を出すようになってきました。

分岐で少し寝て元気になったえのさん。

久々に見たえのえのポーズ👍

こんな高い場所に綺麗な川が流れているんだ~ いい風景の場所でした🎵

もう左手には本日の目的地「南竜山荘」は見えています😀

これだけ標高が高い場所なのにじゃぶじゃぶ流れてますね。

もう南竜山荘はすぐそこだけど、テン場はまだ見えません。テントが張れるのか気になります・・・

【13:46】南竜山荘

まずは山荘に立ち寄ってテント場の受付を済ませます。

受付は無人で、用紙に宿泊者の氏名・住所を記入して1人/800円×人数分を備え付けの封筒に記入した用紙といっしょに入れて、横の木箱の中へ入れる。

無人なので釣銭は出ません。

どうしても札しか無い場合は、山荘に行って板チョコが200円なので、それ買えばくずれますよ。

【14:08】南竜ヶ馬場野営場

ココを少し登った場所にテン場があります。果たして・・・

奥へ奥への歩いて行きますが、まったく張るスペースが今のところない。ましてや3張りも張れるところなんて残っているんでしょうか?

ありました🎵

一旦は、1番奥まで歩いて行ったもののどこにも空きスペースがなく、最初は目の前の土のところしか仕方ないかなって思ったんだけど、目の前の盛り土に登ってみると3張り張れて尚且つ、眺めが最高!!

芦屋だの六麓荘だのタワマンだのと言って高台のいい場所が見つかりました😜

まずは3人ともテント設営完了!お疲れさんです。

僕らが設営した芦屋山の手はこんなところですw

改めておつかれ~🎵 しかし、最高の場所が見つかりましたね!

腹減って夜まで待てません。陽が沈む前に夕飯です。ryoさんは肉を焼く!

これ、下の密集したテント場だったらニオイが気になりとても肉を焼く気になれんかったわ。ホンマこの場所で良かった。周りに気兼ねせずに肉を焼いちゃってください👍

えのさんは肉じゃ無かったんで、ryoさんと僕とで少しいい肉をお裾分け。もらったいい肉をかぶりついて喜ぶえのさんww

この日の為に奮発していい肉を買ったので当然ウマすぎる!!!最高🎵

夕方になっても続々と登ってくる登山者。

目の前の造成地の側までテントが張られていた。

夕陽の眺めも高台からは最高でした。造成地にも新たにテントが増えてますね。トイレの後ろや横までビッシリテントが張っていました。ほんと、偶然的にもこの場所を見つけれて本当に良かったな。

メシを食べながら明日の予定を確認。

室堂までは展望のいい「展望歩道」から登ります。途中、「アルプス展望台」からご来光が見れたらいいねって事で、日の出時刻の4:49にアルプス展望台に着くようにテン場を出発することに。

室堂から御前峰に登り、お池巡りをし、大汝峰に登ってから室堂に戻る。室堂からは観光新道で下山なので、竜ヶ馬場野営場には戻って来ないので、出発時はテントを撤収して担いで行きますw

当初は空身で山頂へ行って戻ってくる予定だったのにごめんね。せっかく空身で行けると思ってたryoさん少し落胆😭

おはようございます🎵 みんな朝が早いね~ テントを撤収して、午前3時50分に出発です!

ヘッデンの灯が続いています。この先で集団に追いつき、ちょくちょく渋滞する。

だんだん明るくなってきました。正面には北アの稜線がハッキリ見えてます。その手前の雲海もいい感じです。

こんな素晴らしい景色はスマホじゃ無くて、一眼で撮りたいな・・・

アルプス展望所は混雑していたので、少し先へ登ったところからご来光を拝みます。

出てきました!しょぼいスマホの画像だけど、肉眼ではそらもう最高の眺めでした。

登山してないとこんな素晴らしい眺めを見ることも出来ないですからね。

ご来光も見れたし最高やったね🎵 朝日の中を室堂へ向けてまだまだ登ります!

残雪が出てきました。7月なのにね~

正面に見えるのは「御前峰」かな? ようやく見えてきました。

ryoさん、重い荷物にお疲れ気味です。室堂までもうすぐだしガンバレ!!

別山をバックに登ってくるえのさん+ryoさん。

室堂が見えてきました。それにしても今日は最高の天気です!

【5:48】室堂ビジターセンター

ご来光を眺めたりしていましたが、コースタイム通り2時間で室堂に到着。

ちょっと休憩をしたのち、御前峰まで一気に登っちゃいましょう! あとひと登りだ。

【6:23】室堂ビジターセンター出発

ここから御前峰までのコースタイムは40分。お池巡りの後はまたココへ戻ってくるので、ryoさんはザックをデポして空身で行くことにしました。

別山と室堂 いい眺めです。

室堂からラジオ体操が流れてきましたw やるか!ラジオ体操。

最高の眺め、気持ちいい気温で足取りも軽いです🎵 下界は今日も猛暑なんだろうね。

【7:02】御前峰

ほんまコースタイム通りに笑いましたw

山頂は記念撮影の大渋滞が起こっていました。皆さん、行儀よく順番を待っています。

初めての白山💛 ようやく来れました。

剣ヶ峰の方は現在は通行禁止みたいです。

お池めぐりの案内板 それじゃ~お池めぐり行ってみよう!

ステキな道だったので、思わず写真を撮ってしまった。

綺麗な水の色にビックリ!

すごいね~ 下界ではうだるような猛暑なのに。

お池めぐりは素晴らしい眺めに出会えますね。御前峰だけでは無く、お池めぐりは必須コースですね。

ryoさんとえのさんはかなり足に来ていたので、大汝山はパス。分岐のところで待っているって事なので、サクッと登って来ました。

みんなザックをデポしてピストンで登っていました。僕もそーすれば良かったんだけど、貴重品など出すのが面倒だったので、担いだまま登りました。

山頂には石垣で囲まれた祠があったのみ。

大汝峰山頂は下から見るのと違って広い山頂でした。

ryoさん、えのさんを待たせていので、ゆっくりしていると悪いので、ソッコー下山します。下山後に分岐点まで戻るとお二人の姿が無い。周辺をウロウロ探しても見当たらない・・・

スマホを見ると留守電のマークがついていたので確認しようと思ったけど、圏外だったので確認できず。もしかしたらryoさんがお腹を壊しているので、先に室堂へ帰ると留守電に入れたんだろうと思い、僕も室堂へ向かった。電話が出来ないので、入れ違いにならなければいいんだけど。

雪渓で遊んでいるファミリーを横目に雪渓を通過するがスベル、スベル・・・

【8:40】室堂ビジターセンター

室堂まで戻って来ましたが、お二人の姿が見当たらない。もしかしてまだ分岐に居たんだろうか?室堂なら電波が通じると思ってスマホを確認すると電波が入っていたので、先に留守電を聞いたらまったく違う人からの留守電だったw 急いでえのさんに電話したら通じたので、「今どこ?」って訊いたら「もうすぐビジターセンター」その瞬間、えのさんとryoさんが見えた。

さぁ~ 酷暑の下界へ向けて下りまーす! と、軽快に下り始めたんですが、観光新道では無くてトンビ岩を下っておりましたw これだとまた南竜山荘に戻ってしまうところだw

すぐに登り返し室堂から観光新道へ

いい景色です。五葉坂を下る途中から見た「弥陀ヶ原」が草原のように気持ちがいい。

弥陀ヶ原の木道から御前峰を振り返る。

【9:46】黒ボコ岩

ここは砂防新道と観光新道の分岐になっています。大勢の方がここで休憩されていたので僕らも少し休憩。

若い子が岩の上で飛び跳ねて写真を撮っていると、ryoさんが「若いっていいね」としきりに言ってたなw もう、時は戻らんよ。

えのさんが言ってた通り観光新道には花がいっぱいだ。花好きの方にはたまらないコースでしょうね。

僕には近所の公園に生えている花と同じようにしか見えない・・・すみません。

あまりにもこの花が群生しているので、登ってきた若い女性に訊いたら「ニッコウキスゲ」と教えてくれた。

花は朝開いて夕方に萎む一日花だそうです。

真砂坂を下っています。この辺は山と高原地図に「お花畑」の表記がある通り、色んな高山植物が咲いていました。

【10:33】殿ヶ池避難小屋

ココまで結構、激下りの連続だったので休憩しましょう。トイレはありましたが、使っていないので使用可能かわかりません。水場もありません。観光新道のルートにはまったく水場はありませんでした。

もう精根尽き果てた状態のryoさんw 心ここにあらずって感じで、遠くをぼーっと眺めておりました。

観光って名前からして緩い感じがしたんやと本人談。双門ルートも歩道の看板があるよw 

【11:42】仙人巌

さすがにココまで標高が下がってくると暑いね~ 汗が噴き出てきます。

【12:01】別当坂分岐

やっとココまで来ましたね。あとは別当出合に向けて下るのみ!がんばれ~

急な坂を転げるように下る。残り1㎞のところで休憩を取ったんだが、ryoさんはまだ疲れが取れないのか「先に行っといて」と言うので、この先迷うところもないし、あと1㎞なので先に出発した。

休憩した少し先に水場があるやん!ここで休憩したら良かったんやけど、わからんかったしな。ryoさんもこれ見たら「オアシスや!!!」と言いながら喜ぶだろうなw

【13:18】無事下山

えのさん、お疲れ様でした。

別当出合休憩舎でコーラー飲んでると、ようやくryoさんが下山してきた。本当にお疲れさんでした。あのままヘバっていると、通り過ぎのおばちゃんからアンパンいただいたり、励ましの言葉まで掛けられたそうな。物乞いしたんちゃうのww とにかく最後まで無事にみんな下山出来て良かったです。

2日目は天気にも恵まれ最高の遠征登山になりました。 お二人さん、2日間ありがとうございました!