3日目は天気予報通り朝から雨【九州ツーリング】
朝起きてすぐに外を見るとかなり雨が降っている。この雨の中、出発するのはイヤだな~ チェックアウトぎりぎりまで宿でどこへ行こうか考えていた。
朝の時点では国東より北へ行くほど雨はあがる予報なので、豊後高田市にある「昭和の町」へ向かうことにしました。
阿蘇方面にツーリング+温泉が今回のメインだっただけにすごく残念です。また来年必ずリベンジします!
道の駅たのうららに立ち寄ります

目の前の国道10号線は3車線で走りやすいけど、雨の日なので必至のパッチで走ってました💦

レインパンツを履くために道の駅に立ち寄りました。バックは45㍑のゴミ袋で雨対策してます(完璧!)
上半身特に胸辺りはスクリーンのおかげでほとんど濡れてません。腕はさすがにスクリーンではカバーできないけど、数年前に買ったワークマンのイナレムのレインウェアはいい仕事してます。

せっかくなので、道の駅の中へ入ってみました。まだすごく新しい道の駅です。それもそのはずオープンは2024年7月7日だそうです。
建物の中に電車が!?

綺麗にレストアされた古い電車が1両展示保管されていた。車内へ入ったり座席に座ったりすることもできるみたいだ。

この車両は今は廃線になった大分交通の別大電車の車両だそうです。この展示保管されている506型電車ってのがまた数奇な運命をたどる車両ってことを帰ってから知りました。詳しくは以下のリンクからどうぞ!
当時はパネル写真を見るとわかるように、岩肌を縫うように電車が走っていました。事故の場所はちょうどこの道の駅の近くだったようです。
- 日時:1961年(昭和36年)10月26日午後
- 場所:仏崎付近(大分県大分市・別大線沿線)
- 車両:大分交通の電車「200形 205号」などが走行中
- 事故の内容:前日からの豪雨により、仏崎の崖(高さ約 15 mのコンクリート壁上部)から約 100 立方メートルの土砂や大木が落下。電車はカーブを徐行運転中に巻き込まれ、車体が土砂に埋没しました。
- 被害:乗客約70人のうち、死者31名、重軽傷者36名。
- 背景:山と海に挟まれた断崖絶壁の難所、仏崎ルートを走る同線では、豪雨・地盤崩壊の危険が以前から指摘されていました。
このように、この事故は気候条件(集中豪雨)+地形的な脆弱性(崖上・急カーブ)という複数の要因が重なって起きた大規模な鉄道災害ですね。
何もわかっておらず、この付近を昔、走っていた電車なんだろうなって、詳しくは見ていませんでした😢 ただただ外の雨だけを気にしていて💦
こういう事があったんだと先にわかっていたら見方も違っていたのに残念です。いつになるかわからないけど、次回またこの付近に来たらゆっくり見たいと思いました。
GoogleMapに逆らわずに走る

今日は雨で予定変更になったので、時間だけはたっぷりあるからGoogleMapに従ってのんびり走ってます。道の駅たのうららを出発してから1時間ほど走ったので休憩。
北上すれば雨はマシになる予報でしたが、一向に雨はマシにならない。ですが慣れてきたのか、これくらいの雨だとむしろ楽しくなってきました。

山道を快調に走っていると、目の前の尾根に突如突き出た岩を発見!石鎚山の天柱岩みたいだな。

あの近くまで登ってみたいね。どーなってるのか興味津々。自然って不思議だ!!
豊後高田市昭和の町

平日の雨降りってことで駐車場はガラガラ。バイクなんて1台も停まっていない。そこにポツンと1台停めました。バイクの駐輪代は200円です。ヘルメットは受付で預かってくれました😀
無料でも見学できますが、①駄菓子屋の夢博物館、②昭和の夢町三丁目館に入る場合は共通で大人900円必要。急いで見学してもホテルのチェックインまでかなり時間もあるからゆっくり見学して時間を潰そう。
この周辺はシャッター商店街となっていた市街地の再生を目的に2001年に地域活性化プロジェクトとしてスタートしたそうです。

展示しているボンネットバスの車内も入ることが出来ます。大きいバスをこんな細いハンドルで運転するのは今じゃ考えられないですね。多分パワステも無い時代の車だと思う。

当然ですがエアコンはありません。この時代は降車ボタンも存在しなかったんですね。座り心地は昔のアメ車みたいに柔らかい。サスの硬さをシートの柔らかさでごまかしてたんでしょうかね。

こんな前までシートがあれば運転手は運転しづらいでしょうね。

こんなボロボロだった状態からレストアしたそうです。よく直したよね~
ここにあるすべてのモノが個人所有なんだって

見えているすべてが個人が所有するモノだそうです。素人目からしてもどれも貴重な物ばかり。すべてメルカリで売りさばけば余裕で家が建っちゃいそうです。

自転車にポン付けするエンジン。これってHONDAが昭和27年に発売したカブ号F型によく似てますね。
こちらはエンジンの回転をホイルリムに直接当てて走行する感じです。

ココに置いてある物のほとんどが、昭和30年代のモノばかりなので、恐らく初代スーパーカブC100だと思う。

左の車は動態保存でいつでもエンジンは始動できるそうです。ナンバープレートも装着したままになっている。

このゴジラの模型はすごく貴重な物らしく、鑑定しても値段のつけようがない物らしい。東映が映画製作をする前に1番最初に作成したコジラだという事は東映も認めているそうです。
とにかく値段を付けようにも比較する物が無いので、値段のつけようが無いとかおっしゃってました。所々、塗装も剥げてきており、劣化も激しくなってきたので、年内にはもう見れなくなるらしい。

ロードパルやん。懐かしい~ ツレのおばちゃんが大昔乗ってておばちゃんがおらん時に乗りまわしてたな~(時効) この時代はノーヘルOKだったんで、おばちゃんの買い物に最高な足だったんでしょうね。

建物の外へ出てきました。こちらにも旧車がずらり並んでいました。これ、西部警察でよく潰した車ちゃうん?

なんの車なのかサッパリです💦
近くの商店街を歩いてみました

平日の雨降りなので閑散としていますが、シャッター商店街では無かった。

お腹が空いたのでパンフレットを見ると、唐揚げ屋さんがあるそうで向かったけど、閉まっていました😢
ぐるり1周したし、そろそろホテルへ行こうかと思ったけど、まだ少し早い。ホテル近くに耶馬峡ってところがあったので、そちらへ行くことにした。
耶馬峡(やばけい)

昭和の町から1時間足らずで到着した。がら~んとしてますw
紅葉シーズンだとココから更に奥地の一目八景(ひとめはっけい)特に美しく、多くの観光客が訪れるそうです。今回は雨だし耶馬渓の入口にある青の洞門だけ見てまわろうと思います。

雨は相変わらずシトシト降ってます。傘を差しながら観光客もチラホラ見かけます。
ここが青の洞門?

よくこんな岩盤をノミと槌だけで掘ったもんだ。備中高梁にある羽山第二隧道にも似ているね。

えっ💧 前の方を見たらバリケードされてるんだけど。通り抜け出来ない??

この先はまだ安全確認が取れていないため、通行禁止になっていました。
禅海和尚の手掘り洞門


気になる方は読んでください。

1720年代に一人でノミと槌を使って掘削を始め、のちに地元の人々や信者の助力を得ながら、およそ30年の歳月をかけて完成させたと伝えられています。
今夜お世話になる宿に到着

バイクは建物1Fの屋根付きで防犯性も高くバイク乗りには嬉しいホテルです。JR中津駅からも非常に近くてホテル周辺にはいろんなお店があるので、とても便利がいい。それに何より安い。

まずはお風呂に入ってサッパリしてから近くにご飯を食べに行くか。

ようやく雨もあがり夕焼けも少し見れました。明日はかなり天気が良くなる予報です。
憧れの阿蘇ツーリングと行きたかった温泉は行けずじまいでしたが、また来年行く口実が出来ました😀
明日は久々の晴れ予報で、九州最後の日なので思いっきり楽しもうとしよう。






