大峰山系最南端「玉置山」「宝冠の森」へ
今回、土・日・月の休みのうち天気がいいのは土曜日だけ。日曜日は午後から雨で月曜日は午前中雨の予報なので、行くなら土曜日しかない。午前1時過ぎに帰宅し、風呂入ったりご飯を食べて落ち着いたのは午前2時過ぎだ。そこから用意などしてたら午前3時前になった。午前5時30分には出発したいので中途半端に寝たらしんどいし起きたら眠気で「ヤーメタ!」ってなる可能性大なので寝ずに行くことにした。
玉置山は関西百名山のひとつ。玉置山のピークハントだけが目的ならサックと周回できるコースがあるんですが、距離が2㎞ほどで1時間もあれば周回できてしまう。こんな遠くまで来てこれじゃ登山が目的っていうよりツーリングになってしまう。そこで調べると玉置山から「宝冠の森」へ行かれた方の記事を参考に行って来ました。宝冠の森への道は鎖場などもあり楽しめそうだ🎵 今回もバイクなので眠くなっても途中で仮眠などできない。果たして無事に帰って来れたのか!?
山行データ+GPSログ
最高点の標高: 1081 m
最低点の標高: 965 m
累積標高(上り): 577 m
累積標高(下り): -576 m
- 【山名】玉置山 宝冠の森
- 【標高】1076m(玉置山)
- 【山行日時】2024年5月11日
- 【天気】快晴
- 【メンバー】単独
コースタイム
- START9:36玉置神社 第一駐車場スタート
- POINT19:50玉置山山頂(1076m)
- POINT29:55上平主税碑
- POINT310:16鎖場核心部
- POINT410:28-10:35宝冠の森
- POINT511:08二回目の玉置山山頂
- POINT611:15玉石社
- GOAL11:32玉置神社 第一駐車場
参考にしたネット記事ではだいたい3時間30分~4時間(休憩含む)でしたので、余裕をみて今回は4時間をみていましたが、半分の時間で山行が終了したのでその後の予定がすごく楽になりました😀
ひたすら168号線を南下する
谷間を走る168号線は太陽が出ていてもこの時間は日陰が多くてメチャ寒いやん😱 外気温は13℃ですが、体感的にはひと桁台です。久し振りにグリップヒーターも入れて走行。寒かったんで陽が当たるところで休憩。
今回は水越トンネルで奈良県に入りましたが、こんなけ走って来てもまだ奈良県なんですよね。スゲーぞ!奈良。そして、さっきの休憩から50分走って十津川の中心部に入った。ココで168号線を離れ、猿飼橋を渡り山道を玉置神社に向かって11㎞クネクネのぼります。
人生初の十津川はいいお天気に恵まれました😀 さぁ~あと11㎞だ。
玉置神社 第一駐車場(二輪車専用枠あり)
山道では車とすれ違ったり前後に車はいなかったけど、駐車場に入ると結構、車が停まっています。第一駐車場には「二輪車専用駐車場」もあって助かります。5台中4台が大阪ナンバーでしたw
ここ以外に第二駐車場もあるそうです。それほど休日になると参拝客が多くなるんですね。こんな山奥なのに。
駐車場内には綺麗なトイレもあり。他に軽食屋(栄山)もあり軽く食事を済ますことも出来ます。自販機は栄山さんのすぐ横にありました。
駐車場から見える展望案内板もありました。駐車場の標高は990mなので展望が素晴らしい。
ちょうど正面には牛廻山が見えるそうです。牛廻山って聞いたことのある山ですが展望があまりない山らしい。
右端には”伯母子岳”や”護摩壇山”も見えているらしいが、同定は出来ない😅 せめてごまさんスカイタワーでも見えたらわかりやすいんだけどね。望遠鏡があれば見えるかもしれないね。
登りルートの登山口は写真左方向に車道を数十m戻ったところにある。下山は玉置神社経由で正面参道で下山予定。
玉置山登山スタート!
玉置山登山口
山頂まで700mってw 体があたたまる前に到着ですね。
この石段をのぼって入山です。
非常に整備された歩きやすい登山道。傾斜もゆるく散策気分で歩けます。
シャクナゲのトンネルを抜けると・・・
玉置山山頂(1076m)
駐車場を出て14分で玉置山山頂に到着。はやっ・・・神社参拝ついでに登られている観光客がたくさんいました。
山頂は宝冠の森へ行った帰りにまた来るのでその時にゆっくりしよう。
山頂からの眺めはこんな感じです。左のピーク2つ越えて宝冠の森へ行きます。
宝冠の森へ・・・
約50分と書かれているが五のところに修正が入っている。まぁ~ゆっくり歩いても片道1時間もあれば十分着くだろう。
険しい鎖場や急登があるって聞いてたんでもっと登山道は薄い踏み跡程度の道が続くと思ってたんだけどまさかこんな快適な道だったとは🤣 宝冠の森へのルートに入った登山者・観光客の姿はなくなり静かな山歩きが楽しめた🎵
上平主税碑なんじゃそれ!?
ゆるーく下って行くと、目の前に人工物が見えた。上平主税碑って看板があるだけで説明が無いのでまったくわからない。わからないのでスルーして先へ急ぎます。
ここは確か2つ目のピークだったかな。ここまでは本当に快適な登山道でサクサク歩けました。
2つ目のピークを過ぎた途端に登山道が一変する
2つ目のピークの下りから狭く急な下りとなり、ロープ・鎖場がいくつか出現。やはり核心部はココかな?手前の矢印の鎖で下ってすぐ目の前の壁(奥の矢印の鎖)を登り返して進みます。どちらも垂直に近い壁ですが、足掛かりも適度にあり、初心者でも落ち着いて行けば大丈夫でしょう。(多分・・・)
1本目の鎖を下って、これから登り返す壁を撮影。足掛かりや木の根っこも多いので助かりますね。
鎖場をクリアしても登山道は狭く岩がゴロゴロしている。
ふと、木の根っこを見ると、鎖をとめているのはこの番線2本だけですw
この辺、細尾根が少し続く。滑落注意ですね⚠️
目の前のピークが”宝冠の森”のピークやな。ココからまた急な坂を下って、一直線に登り返して宝冠の森の山頂へ。こんな急な坂を帰りはまた登り返さなアカンのに・・・などブツブツいいながら下るw
宝冠の森山頂
この先はもう下っているし、地図を見る限りココがピークだ。なので、この辺が恐らく山頂だ。山名板を探しましたがどこにもありません。このコースのどのピークにも山名板らしきものも見当たりませんでした。誰か作ってくれ~w
山頂を過ぎて少し下ったところに展望がありました。少し休憩してから玉置山へ戻ります。
また核心部の鎖場を降りて・・・
登り返して・・・2つ目のピークを過ぎたらルンルン登山道で飛ぶように歩いて・・・
二度目の玉置山山頂
観光客はいなくなっていて静かな山頂でした。誰も居ないので山頂にあった鐘を鳴らす。
玉置神社の方へ下山します。ココからしばらくすごく整備された階段を下って行きます。
下って行くと途中に”玉石社”があった。お参りをしている方がいたので、写真だけ撮ってすぐに下山した。
とても広い神社だ。まだ下の方にも続いており、たくさんの参拝者・観光客がいた。まだ駐車場まで参道を歩かなければいけないが、ここで「本日は、呼んでくれてありがとうございました」と一礼。ここ玉置神社は神様に呼ばれないと行けない神社ですからね。
駐車場まで参道を登り返します。
無事下山!
あらら・・・山行はゆっくり4時間で計画していたけど、半分の時間で終了してしまったので、まさかのまだお昼前。この後も色々予定していたのでラッキーだ😃 お昼前にもなると駐車場も満杯だ。GWは渋滞もしていたそうですよ。なんでそんなに玉置神社は人気なの?とりあえず下界へ降りよう。
下界へ降りる途中にすごく眺めのいい場所があったので停まって撮影した。のぼりの時には気がつかなかったなぁ~ 川の色がほんと綺麗だ。
庭先の道が世界遺産! 果無集落
ついにココにも来れました🎵 昨年から玉置山へ行く計画をし、ここも絶対に外せないスポットだった。最初の予定では遠いし、登山+観光もしたかったので1泊で行く計画でしたが何度も計画が流れ、その間にバイクも125から250㏄に排気量アップしたおかげでこれなら日帰りでも行けるんじゃない?って事で日帰り山行+観光となりました。バイクを駐車場に停めてゆっくり観光しまーす。
200m手前に専用駐車場があります。(無料)
横にはトイレもありました。
この道が世界遺産の「熊野古道小辺路」だ。果無山脈を見渡すその美しさから「天空の郷」よ呼ばれているそうです。少し先に民家があるので、その辺まで歩いて行ってみよう。
ぐるり最高の眺めです🎵 写真には写って無いけど右側の電柱がちょっと・・・ここで実際に生活されているのでそれは仕方ないですよね。
この庭先の石畳の道が世界遺産の道だ!民家の庭先にかわいい水場がありました。少し顔を洗わせていただいて。実際に住まわれているので静かに観光したいですね。そういう観光ルール・マナーなども書かれたものが貼られていました。
この縁側は観光客や登山者の方も利用してOKで開放してくれてるのかな?登山者の方がザックを置いてどこかへ行かれている。
奥へ進むとまた民家があった。田んぼにも水がはられ畑もたくさんある。自給自足の生活なんでしょう。朝起きたらこんな絶景見られるのはかなり羨ましい。実際に住むとなると色々不便があると思うので、おじいちゃんの家とかでたまに帰省するなら最高でしょうね。まわりの温泉も最高だし☆
さっき登った玉置山の山頂にある鉄塔もハッキリ見えた。
なんと週一ですがバスも通っております。さすが奈良交通ですな。さて・・・温泉でも入って帰るか!
野猿には乗れなかった😢
温泉へ行く途中に野猿があるので立ち寄ったけど老朽化が理由かわからないが「立ち入り禁止」となっていて乗れなかった。もう復旧しなさそうな感じだ。残念・・・
上湯温泉 源泉大露天風呂
十津川温泉から5㎞ほど走ったところにある「上湯温泉」この温泉に入るのも目的だった。どうやら先客が居るみたいだな。この手前に受付があり、入泉料大人1人/500円払う。
横に流れる川は「上湯川」綺麗な川を眺めながら温泉に入れるとは贅沢だな。
源泉かけ流し100% 100パーですよ!では、早速入ってみます。
最高やん🎵 脱衣所も完全に露天ですw 温泉もヌルヌルで結構温度高めだけど入れば慣れてきてずっと入っていられる温度です。アツければ横の川に降りられるようになっているので川に入って火照った体を冷やすこともできる。
シャワーは1ヶ所あってシャンプー・リンスもありました。しかしここのお湯はすごくいいです。極楽です😚 なんだかんだいって、山行も予定より早く終わり、時間に余裕が出来たので1時間ほど出たり入ったりしていました。この時間だとゆっくり帰っても夕方には帰宅できるだろう。
最後に・・・
昨年から計画していた玉置山+観光+温泉にやっと行けました。これで関西百名山の一座完了です。十津川は遠いイメージでしたが、今は168号線もバイパスがところどころに出来ており快適でした。玉置駐車場まで自宅から126㎞なので、先月登った兵庫の明神山より10㎞ほど遠いだけでした。時間的にも2時間40分ほどで到着できた。
帰りは十津川の吊り橋にも立ち寄ろうと思いましたが、こっちまた来る予定なのでその時にでもゆっくり吊り橋観光したいと思う。しかし、徹夜は年々辛くなる。帰りは眠気との闘いだった。アブナイ・アブナイ。
ここ最近は週末の天気が悪いので中々キャンプツーリングが行けない。5月最後の週末が晴れてくれないと6月に入ると梅雨だし、梅雨が明けると暑くてテントで寝れない。そーなると秋まで延期になったりして。3ヵ月前に新しいツーリング用のテント買ったのに・・・
今回、土曜日の天気のみ最高だったので、徹夜での強行となったけど、終わってみれば最高の山行ツーリングで楽しい週末になりました😘