遠征(2日目)生子山(えんとつ山)

2024年5月17日

瓶ヶ森を登り終えマイントピア別子に向かって車を走らせる。マイントピア別子の近くに前に歩いた別子銅山上部鉄道に関連する山があるのでそこに登ってみたかった。山根公園の横に別子銅山記念館(入場無料)の駐車場に車を停めて県道を150mほど南へ行ったところに登山口はある。

生子山(しょうじやま)】 標高は150m足らずの山です。

ここに旧山根製錬所の煙突がいまなお残っているので登って来ました。

明治21年(1888)に生子山の斜面に約60㍍の煙道を設け、山頂に約20㍍の赤煉瓦造りの煙突を立てて、現在の大山積神社のあたりに山根製錬所は完成しました。現在、建設以来100年余経過し、風雨にさらされているにもかかわらず、今も煙突が生子山の上に遺跡として残っています。この煙突があることで、市民は生子山を「煙突山」という愛称で呼んでいます。平成21年8月7日に登録有形文化財となった。

新田橋から見たえんとつ山。手前の低い山が生子山。山頂に見えているのが煙突です。後ろの尖がったピークは西赤岩山。初日に登り損ねた山だ。

生子山(えんとつ山)登山口

別子銅山記念館のパーキングに車を停めさせて頂いて県道を南へ少し歩けばえんとつ山の登山口が左手に見える。わかりやすいので見落とすことは無いと思います。 

入ってすぐ左手にトイレがある。内部は見てないけど外からでもにおう悪臭で内部も簡単に想像はつく。前を通るだけで匂ってくるほどなのだ。ですがこの先にはトイレがありません。 

登山道は1本道で幅も広く登山道と言うより快適なハイキング道と言った感じ。

まさにドラえもんで良く出てくる裏山って感じがする。近所の人らししき方がジャージ姿で歩いている。

すぐ横は別子同山記念館。敷地に展示してある機関車などが見える。

案内の標識や入口から何メートル、煙突まで何メートルとかこまめに標識が建っている。えんとつ山を守る方々の努力なんだろうな。ありがたい。

こんな高いところにも何か書いてあるぞ。 3.5m程の高さのところやから誰も気がつかないかも・・・注意して見てたら3か所は確認出来たけど他にもたくさんありそう。

えんとつ山への分岐

入口からここまであっという間だった。毎日登れば健康には良さそうだな。家の近くにこんな場所あるなんて羨ましい。

えんとつ山山頂

コレが100年以上前の煙突ですか!綺麗に保存されているような感じ。それもそのハズです。今年の4月くらいに耐震補強の工事もされたとか。

その工事の際にこんなモノも作られたそうです。コレは煙突上部の断面だそうです。想像以上に大きいな。

煙突のところには案内板も設置されている。当時はハゲ山だったんだな

100年物です。

西赤石山とのツーショット。

煙突のところからは新居浜市内が一望出来ます。夜景なら綺麗だろうな。今回は時間が無かった為に夜まで待てなかったけど今度来た時には夜景も撮影してみたい。

今度は奥の宮へ行ってみる。分岐から170mの距離だし。

コチラはどちらかと言えば里山の登山道って感じ。クモの巣が無かったのが幸い。

坂を少し登れば奥の宮に到着。ひっそりとした場所だ。奥の方を見ればコチラからもいい風景が見れそうな場所がある。

煙突のところから見た風景より少し高めの位置から同じく新居浜市内の風景が見れる。色んな夜景スポット関連のHPを見ましたがまだこの場所の夜景写真は見た事がないな。

登って来た道を引き返し下山。どうせなら記念館にも立ち寄って。無料だしね。と、思ったら午後4時に閉館と書いてますが10分前なのに入口には閉館の札が掛っていた。

敷地内に保管されていた機関車。コレが上部鉄道を走っていたんや。機関車には住友のマークが貼られていた。

今回の遠征では初日が完全に潰れてしまった為に2日目に大慌てで山を3カ所登った。そして2日目の西赤岩山は下界から見ても山頂までハッキリ見えるほど天気がいい。この天気が初日なら言うこと無かったんやけどね。天気には勝てんわ。

下山後すぐ先のマイントピア別子に戻り風呂に入り食事をして高松港へと向かった。午前1時のフェリーに乗船し定刻通り午前5時に三ノ宮へ到着。午前6時には自宅へ到着。四国の山はおもろい。人間もみないい人ばかりやし。他にも行きたい山もたくさん残ったまま・・・ヒマみてまた行きたいな。