余部鉄橋~天橋立 真夏の1泊2日ツーリング

2023年9月18日

125㏄スクーターの特権! 天橋立を原2スクーターで走って来ました。

最初は琵琶湖1周を計画していましたが、急に余部鉄橋へ行きたくなり、どうせならそのまま日本海沿いを走って、天橋立・由良川などをまわるコースで行って来ました。

余部鉄橋はとにかくスクーターには遠い。高速を使えない125㏄スクーターなので、当然、オール下道。山陰近畿自動車道(現在は無料)を走れれば、県道4号線で峠越えしなくて済むんだけどな。

だけど、そんなデメリットばかりじゃない。自動車は現在無料なので、バンバン高速を走るので、県道4号線は車の往来も少なく、実に快適な道だった。

山陰近畿自動車道

現在は無料だが、2025年度から普通車の通行料を150円にし、27年度には300円に値上げする。 事業費不足のためで、道路の維持管理費に充て、一部も未整備区間の調査費にあてるという。

今回のツーリングコース

自宅から余部鉄橋まで210.9㎞もある。

やっぱイヤなのは市内の通過だ。173号線の一庫ダムを越えるまでは車が多くて大変だろうな。

余部鉄橋から宿泊ホテルまでのコース。

絶景で走りやすい「但馬漁火ライン」を走るのが楽しみだ。

2日目 ホテルから天橋立を走って、由良川の鉄橋までのコース。

125㏄なら天橋立を走って渡れるのですごく楽しみです🎵

由良川の鉄橋から自宅までのコース。帰りも173号線を南下するのも良かったんだけど、市内を走りたくないので、亀岡から茨木に出て、中央環状線を走るコースにしました。

午前6時少し前に自宅を出発する。

池田から一庫ダムまではやはり車が多く、時間が掛かった。一庫ダムを過ぎると快適に走れました。はらがたわトンネルをくぐり、S字のカーブに差し掛かったところで少し休憩。ココまで自宅から1時間30分。特に何もない場所だけど、「福住展望台」ってのがあったけど、興味が無かったので、休憩だけした。

さらに1時間走ったところで福知山へ入ったので、コンビニで休憩した。何か雲が多くて怪しい天気だ。ココで、ちょうど自宅から100㎞だった。目的地まであと半分!

やっほ~ 日本海だ!天気の方も途中から良くなり、腕がジリジリ焼かれて真っ黒です。やっぱ、日本海は綺麗だな~ 正面は香住漁港です。時期ならカニ食いてぇ~ あと、時間にして30分も走れば目的地だろう。もう少し頑張って走ろうか。

泳ぎたいねぇ~ けど、1人で海水浴する勇気無いし・・・ 水の透明度も抜群だな。

止まったのはこんなところでした。今子浦海岸というらしいです。

余部鉄橋(道の駅 あまるべ)

自宅から5時間ちょいで余部鉄橋に到着!もう激暑です。用意をしているだけで汗だくです。道の駅駐車場には駐輪所エリアが見つからなかったので、向かいの駐車場の隅にとめました。

この橋を見て思い出すのは、今から37年前の1986年12月28日に起こった「余部鉄橋事故」ですね。道路の反対側には慰霊碑も建っています。

列車はちょうどバイクをとめているところに最後尾の車両、画面奥へと客車7両が落下した。

余部鉄橋事故

鉄橋を通過中の香住発浜坂行き回送列車が日本海からの突風にあおられ、機関車と客車の台車の一部を残して7両が転落、真下にあった水産加工場や民家を直撃しました。この列車は、団体臨時の和風列車「みやび」、山陰お買い物ツアーなどの一般客174人を乗せて午前9時26分に福知山駅を出発、11時49分香住駅に到着し乗客を降ろした後、浜坂駅に回送するため午後1時15分香住駅を出たあとの落下でした。橋脚に残ったのは先頭のディーゼル機関車1両と客車の台車3組(1両半分)だけで、現場は約50メートルにわたってレールが曲がりまくら木もずたずたに。この事故で山陰線は不通となり、直下の国道178号線も一時不通、電話回線も切断されたのか一部地域が一時不通の大惨事となりました。客車内に居た車掌1名と加工場の従業員5名の計6名が死亡、客車内に居た日本食堂の従業員1名と加工場内の従業員5名、計6名が重症を負いました。

左の赤い屋根が道の駅「あまるべ」です。クーラー効いてるんだろうな~ あとで避難しにいきますw

新しい橋の下には以前の赤い橋桁が残されている。

完成が明治45年(1912年)総工費33万円 ちなみに明治43年の大卒銀行員の初任給が30円です。

新しい現在のコンクリート製の橋は平成22年(2010年)に完成した。

近くの弁天橋から海を撮影。風が強く気持ちのいいところです。

とにかく暑すぎるので、空の駅へ行く前に道の駅で涼んでからにしよう。余部鉄橋の高さは41m。マンションなら10階~12階くらいの高さですね。

涼しい~ 店内はよく冷房が効いています。もう外へ出たくなくなりますね😅 

店内には余部鉄橋の展示品、資料などがあります。

橋脚の一部をモニュメントとして残してありました。

2017年11月に完成した「クリスタルタワー」40m上空にある「空の駅」まで45秒で運んでくれます。(無料)

橋を俯瞰できる展望スポットへ行くにはエレベーターでは遠回りになるので、真夏の昼間にスニーカーで10分ほど登山します😱

ひと階段のぼり終えるだけで大量の汗が噴き出る。こんな日にコットン100%のTシャツは汗をドンドン吸収してくれるが、逆にそれがメチャクチャ不快だ。

超汗だくで展望スポットに何とか到着。眺めは最高です!! だけど、この風景にはやっぱ、東洋一と誇った鋼のトレッスル橋の方が似合いますね。現在のコンクリート製の橋はこの風景には馴染みません。なんか新幹線かリニアの高架橋に思えてしかたがありません。

続いて空の駅の方へやって来ました。一部、線路もそのままに残されています。

橋桁の一部がベンチ?に再利用されていた。けど、座面がメチャ熱そうなんだけど。

帰りはエレベータで降ります。中はガラス張りになっており、美しい風景を見ながら降りれます。

道の駅の食堂でざるそばをいただきました。この前の白山でえのさんが、しきりにざるそば食べたいと言ってたのを思い出した。結局、余部鉄橋に2時間以上滞在していたw 2周まわりましたからね😀

そうそう、自宅から余部鉄橋まで、ルート設定時210.9㎞ 実走行距離は209.7㎞でした。平均燃費は58.5㎞😆

中華料理 白龍

香住漁港にある中華料理店「白龍」 

ここの「かに味噌まん」が食べてみたかったんだけど、さっき道の駅で食べたばかりだし、この暑さで食べる気になれなかったので、今回はパスした。

大きなカニの甲羅に入った熱々のまんじゅう。中身は当然カニの身がビッシリ入っている。カニ好きにはたまらない。

かに味噌まんの販売時間は13:30~17:00の時間限定販売だ。

住所兵庫県美方郡香美町香住区香住1456-1
電話0796-36-2967
定休日第1水曜日 第2水曜日
駐車場10台あり
営業時間11時~14時 17時~20時(要確認)
かに味噌まん販売時間13:30~17:00

但馬漁火ライン

香住漁港から県道11号線へ入る。ここから漁火ラインを走行する。とにかく景色も良く、車の往来が少ないので、自分ペースで気持ちよく走ることが出来ます🎵

物差しで引いたかのようなまっすぐな地平線。気持ちいいぞ、日本海!!

さっきとよく似た場所ですが、漁火ラインには展望パーキングが多いので、ついついとまってしまう。

はさかり岩

香住の方から走ってくると、トンネル出口手前に「はさかり岩」があるので、気にしていないと完全に見落としてしまう。ちょうどココは車が停車できるようになっているのが有難いです。

はさかり岩

洞門の天井が崩壊し、直径3~4mの丸い巨大な岩が海にそそり立つ2つの岩柱の間に挟まっています。この地方では挟まることを「はさかる」と言います。はさかり岩を作っているのは、日本海が開き始めるころの火山活動でたまった岩石です。中に入っている白っぽい岩石は、その当時周囲にあった花こう岩が取り込まれたものです。また、落ちそうで落ちない岩ということから合格祈願、就活祈願の岩として人気があります。

切浜海水浴場

うわ~っ、メッチャ綺麗やん。まるで下地島みたいな海の色やん!! 近畿の海でこれだけ綺麗な海があるや。

田久日漁港

漁港周辺の海もメチャクチャ綺麗🎵

もう沖縄ですね😆 防波堤に「湾の内外で貝とるな」と書かれていますw ここで泳いでるだけで間違われて声掛けられそうですね。

久美浜湾

この少し前の三国峠で兵庫県から京都府に入りました。県境の峠で漁火ラインも終了。

喉も乾いていたので、近くの自販機でモンスターエナジーを買って休憩です。

ちょうど木陰になっている場所があったので、海を見ながら休憩です😀

風も良く通りメチャ気持ちいい🎵 もう腕は日焼けで焦げてますw

正面の山が気になったので、調べたら「かぶと山」とわかりました。どうやら山頂まで道が続いている。ナビをセットしたらココから10分なので行ってみましたが、半分以上坂を登ったところで車両進入禁止と書いてあった。歩いて行くほどでも無いし、引き返した。

ホテルに到着

本日はこちらの「ホテルつかさ峰山」に宿泊させていただきます。建物は少し古いが、朝食はビュッフェタイプなのと、天然温泉の大浴場あり。1日バイクに乗って疲れた体を温泉に入ってゆっくりしたいと思う。

部屋は普通にいいやん。ちょっとテレビが小さいけど、1泊だけやしね。陽当りもOK!とりあえずクーラーをガンガンにかけて、1時間ほど昼寝した。夜は節約のために近くの「すき屋」で済ませた。

大浴場は気持ち良かったな~ 僕には珍しく小1時間ほど入っていました。

部屋からの眺め。ホテル周辺にはお店もたくさんあり、ショッピングセンターもあった。

映画を観ていたら午前2時ごろになっていたので、慌てて寝た。

昨日、ホテルへ入る前にメーターを撮るのを忘れてたので、忘れず出発前に撮影。

昨日はトータル283.9㎞走行。平均燃費は58.9㎞ 60㎞行くかと思ったが、さすがにそれはムリですね。

天橋立

天橋立の入口付近は駐車場を探す車や観光客でごった返していました。この人ごみの中をバイクで通り抜けていいんやろうか・・・他にバイク乗っている人も居ないしな。廻旋橋の辺りが1番多かったんちゃうかな。そこはもう遠慮気味で最徐行で通過した。

大天橋は人が少なくなったので、サクッと記念撮影。この先、右手には天橋立海水浴場があり、メッチャ混雑してた。ビーチにはスクーター2台停まっているのを見て、少し安心した😀

海水浴場を過ぎると、人は極端に少なくなった。

この先は歩いている観光客も少なくなり、たまにレンタサイクルで走っている観光客を見かけるほど。かと言ってスピードは出しません。地元の方も運動で歩かれているので、土埃をあげて走る訳にはいかないので、終始10㎞/hほどのスピードで走っておりました。

バイクばっかりで、本人はまったく出てきませんw

天橋立も海が綺麗です🎵 天橋立は過去に2回来たことあるけど、他の観光客と一緒で、廻旋橋まででしたw

全長3㎞の道はずっと砂利道ですが、デコボコも無く、とても走りやすい道です。10㎞/hしか出してませんがw

独特な松のにおいの中を走るのもいいもんです。いやぁ~気持ちいい🎵

楽しかった道もここで終了。こんな道をバイクで走れるなんて125㏄の特権ですね。それも無料やし!

ほぁ~ 山の上に傘松公園も見えてます。傘松公園も過去2回行ってるので、今回な無し。

なんか海によく似合うヘルメットやな~w 4月に夏用にジェットヘルを新調した。さて・・・由良川橋梁へ向かおうか。

由良川橋梁

道路沿いにバイクをとめて川まで歩いて行くと、写真を撮ってたオジサンがいた。オジサンがあと、5分ほどで電車が来るよって教えてくれたので、せっかくなので、電車が来るのを待つことにした。

もっとアップで撮りたかったんだけど、スマホじゃこれが限界。やっぱ、ここも一眼+望遠レンズで撮影したいよね。しかし、通常なら1時間に2本しか通らないらしいが、運良く5分待つだけで撮れたのはラッキー!オジサンにお礼して別れました。

最後の休憩

喉カラカラだ~ どこかで水分休憩と思いつつもコンビニじゃヘルメット脱いでナビ代わりにしているスマホを外して、あーして、こーしてするのが面倒なので、自販機探してたんやけど、休憩するにはいい場所に自販機が無く、とうとう亀岡まで走ってきたw

ファンタグレープといろはす桃の2本を一気飲みw どんだけ喉かわいてんねん。

今年の夏は猛暑だけど、白山にも行けたし、1泊ツーリングも出来たし、いい夏になりました。次は秋頃にでも和歌山へテント泊ツーリングやな。

あと家まで50㎞くらいかな?ここからは何度か車で走ったことがある道なので楽勝!

楽しい1泊ツーリングだった😀

まとめ

今回の総走行距離は465.7㎞ 平均燃費は58.4㎞でした。

ガソリンは持つかと思いましたが、山間部で少なくなると不安だったので、舞鶴で給油しましたが、2目盛りしか減ってない。給油しなくても走りきったかもしれませんね。

PCX125JK05のタンク容量は8ℓ 今回のガソリン消費は7.97ℓでした。給油しなければ、まさにギリギリですね。ガソリン代は1387円 

計画当初は余部まで走りきれるかわからなかったが、PCXの安定な走りで、ほぼ疲れ知らず。余部に着いた時点で、「これなら全然、日帰りで往復することも全然可能やん」と、思いました。

今度は和歌山やね。テント泊装備をバイクに積めるかどうか考えなきゃ。