古座川町の名峰 双耳峯の嶽の森山【関西百名山】

道の駅くちくまのを出発してから1時間30分で道の駅一枚岩モノリスに到着した。
すさみ南ICを降りた時点でガソリンの残量が残り少ない。42号線は国道なので走っているとその辺にガソリンスタンドくらいあるだろうと思っていましたが、走っても走ってもガソリンスタンドは無い
しまいにナビは紀伊有田駅方面に案内し、そこからまさかの山道 遠回りになるけど、串本まで行ってガソリンを給油してから行くか、このまま進むか・・・どうする??って考えながらも進んでいた。
こんな状況だし下山後に立ち寄ろうとしていた近くの明神の潜水橋も呆気なくキャンセルだ。

ryoさんならこのガソリンメーターの残量みたら僕の心境を察していただける事でしょうw かなり焦ってました。幸いにまだ点滅してないのと、この燃料で走行できる距離は50㎞と出た。
でもこれは走行状態で早く減ったりするので心配だ。1番近いガソリンスタンドを検索すると12㎞だった。大丈夫だろう・・・多分。自宅から一枚岩まで216.5㎞でした。
嶽の森山周回コースは3時間ほどなので、下山後に潮岬周辺をウロウロして、ホテルにチェックイン(14時~)だしちょうどいい時間になるかな。
大阪から遠く、関西百名山の中で1番南にある嶽の森山を楽しもうとしよう!ガソリンのことはひとまず忘れて・・・
山行データ+GPSログ

























最高点の標高: 382 m
最低点の標高: 28 m
累積標高(上り): 391 m
累積標高(下り): -384 m
- 【山名】嶽の森山
- 【標高】376m(雄岳)369m(雌岳)
- 【山行日時】2024年11月19日
- 【天気】晴れ
- 【メンバー】単独
コースタイム
- START10:34道の駅駐車場スタート
- POINT110:43嶽の森山登山口(28m)
- POINT210:54犬鳴谷の案内板
- POINT311:02ナメトコ岩
- POINT411:24嶽の森山山頂(雄岳)376m
- POINT511:29コル(下山道分岐)
- POINT611:36雌岳山頂(369m)
- POINT712:06豆腐岩
- GOAL12:13下山(47m)
バイクは道の駅に駐めました(無料)

二輪専用のスペースは無かったので、1台分贅沢に使わせていただいた。

駐車場の目の前は一枚岩がドッシリ鎮座しています。目の前の綺麗な古座川を見ながらゆっくり用意します。
高さ100m、幅500mの割れ目の無い巨大な一枚岩です。約1500万年前の南紀熊野の大規模な火山活動の時、マグマが地表に噴出する際の通り道で火山灰などが固まった火砕岩からできています。国の天然記念物に指定されたのは1941年(昭和16年)12月13日。一枚の岩盤としては日本最大級の大きさとされています。
嶽の森山登山スタート!

今回は反時計回りに周回します。道の駅から古座川沿いに一枚岩トンネルの方へ歩いて行き、トンネル手前を右(旧道)に曲がればすぐに登山口がある。

標高も376mだし、山頂まで1200mって楽勝ですね~と思ったら、これが標高・距離の割に登りごたえある山でした。
登山口には「ハチ注意」と書かれた看板があった。熊出没注意じゃ無くて良かった~と、云っても僕は以前スズメバチに刺されているので、2回目はヤバイ ある意味、今回はクマより怖いかも

登山道は歩きやすいですが、そこそこ傾斜がある。すでに暑くてソフトシェルを脱いだ。

道の駅で水分を買うのを忘れていた ガソリンは無いし、水も無いし・・・

わりと急な坂が登山口から続いてます。喉乾いた~
犬鳴谷 だから?ってところでしたw

ナメトコ岩まで300mか~ワクワクです。
登山口からまだ300mしか歩いてないの?結構登ったような気がするんだけど

苔むした雰囲気のいいところ。
待ってました!ナメトコ岩

嶽の森山に来た目的は関西百名山ってこともありますが、このナメトコ岩を登りたくて来たって云っても過言じゃない。今まで写真でしか見たことが無いナメトコ岩が目の前に!!めちゃくちゃ楽しみだ

歩きやすいように岩をくりぬいてくれている。
苔っているのでスリップ注意です。あと水量が多い場合は通行不可ですね。

思っていたより傾斜はゆるい。

いやぁ~ 本当に楽しいところです。

ナメトコ岩だけで記事が書けちゃいますw


ナメトコ岩終盤になるとやや滑りやすいところが出てくる。

ナメトコ岩を詰めていくと、右側の岩からロープが垂れさがっている。
ここで、ナメトコ岩は終了!

植林帯を登って行きます。ここまで誰とも会ってません。

ほぉ~ 水分も無いのに中々素晴らしい登りじゃないの
峯山への分岐

山行計画の段階で峯山にも行こうかと考えましたが、展望のない山頂なのと藪っているところもあるとかで、今回は普通に嶽の森山周回コースにした。
ところで嶽の森山(雄岳)1100m⇒ これって間違いですよね? 確か登山口では1200mだったので、ここまで100mしか歩いてない??あと100mの間違いでしょうね。
見た瞬間、水分も無いし絶望しか無かったです

この岩を登れば山頂はすぐそこ!
嶽の森山(雄岳)376m

山頂到着です!雄岳の方はあまり展望が無いですね。少しだけ展望があっただけでした。

雄岳の山頂です。非常に狭い山頂です。
まさかここで弁当食べる強者は居ないと思いますが・・・邪魔になるだけです

雄岳山頂からの眺めです。どっちの方向かわかりません
雌岳の方が展望いいみたいなので、雌岳で少し休憩しよう。
雄岳と雌岳のコル(下山路の分岐)

下山路はここを急降下していきます。ロープが無ければキツイほどの傾斜です。
雌岳(369m)

雌岳山頂も狭いです。先は断崖絶壁になっています。山名板が見当たりません

まさに絶景です!正面には鋭く尖がった雄岳が見えてます。さっきまではあの天辺にいたんだな。

しばらく景色を眺めてから下山開始。

先程のコルまで降りてきました。ここから正面を急降下していきます。

この道標の「しも」って意味がまったくわからないままでした

登山道左手を見ると、とてつもなく大きな岩です。これは雌岳の岩なんでしょうかね?
あまりの大きさに鳥肌が出てきました。写真では大きさが伝わらないのが残念です。

こちら側の登山道は、登りのルートみたいに変化が無く、至って普通の登山道です。
豆腐岩

四角い岩がブロック状になっているので、豆腐岩なんでしょうかね。
豆腐岩まで来ると下山口は近い。
下山終了!

建設関係の資材置き場みたいなところに出てきました。私有地じゃ無いの?

振り返って撮影。ここから駐車場まではすぐそこです。
嶽の森山は標高・距離のわりにはしっかり登った感がありました。登りのルートへ変化に富んで楽しく、やはりこのコースの最大の楽しみはナメトコ岩でしょう!この山に来られたらぜひ、このコースは外せないでしょう。いや、外したらダメでしょ!
僕にしたらもっとも行きにくい関西百名山の嶽の森山へ登れて満足です。遠い距離をバイクで来た甲斐がありました
下山したら3時間の山行予定が1時間30分で終わったのでめちゃくちゃ時間が余っている。とりあえず給油が先なので、串本市内へ下って給油をしに行きましょう。
来たぞ!本州最南端
潮岬観光タワーと本州最南端の碑

南紀熊野ジオパークセンターの駐車場に駐めました。荷物が心配だけど、少し散策します。

蒼い空、青い海。南国ムードたっぷりです 綺麗なところですね~

この写真だけ載せて宮古島へ行きました!っといってもわからないかもね。

本州最南端までちょっくら行ってきま。
間違いなくこの瞬間に本州最南端に居るのは俺だ!

やって来ました!本州最南端
この先、降りてクレ崎の方まで歩いて行けるみたいですが、荷物が心配なのでそろそろ駐車場に戻ります。

この大きな広場にはキャンプエリアもあります。こんな素敵な場所でテント泊したいよね~
有料みたいですが、大人1人/1000円とすごくリーズナブル。この場所なら喜んで払いますよ
開設期間以外はキャンプ場を利用できないみたいなので、気になる方は以下のリンクで確認してね!
くしもと大橋を渡って紀伊大島へ

串本大橋展望台へやって来ました。

人生初の串本訪問を大歓迎されているかのようにいい天気です。それに暖かいので絶好のツーリング日和です。
トルコ記念館でも行こうかと思いましたが、前夜は興奮して眠れなかった(小学生かよ)ので、早くホテルに入ってゆっくりしたい。そろそろチェックイン出来る時間なので、ゆっくりホテルへ向かうことにした。
今夜の宿は大江戸温泉物語 南紀串本

旅費を安くあげるために民宿も考えましたが、大江戸温泉は朝・夕の食事付きで1万切っていたんで、初日はちょっと贅沢してみました

和室しか空いていませんでしたが、1泊だけなのでOKかな。

ホテルからさっき通ったくしもと大橋が見えます。ええ眺めや
とりあえず温泉入って近くのコンビニに買い物行って夕飯までゆっくりしました。

夕飯はバイキングです。種類も豊富で何を取ればいいか悩む。とりあえず1発目は寿司にピザw どんな組み合わせや。刺身なども豊富にあり美味しかったな~ でも肉は見当たらなかったな。
美味しいものを食べて、いい布団で寝て、いい温泉にはいって明日の為にゆっくりします