ニーモ タニ2P

2012年春に発売されたNEMO TANI2PNEMOが日本の山岳シーンに合わせて開発

まずはスペックからどうぞ。

  • 就寝人数:2人
  • 最少重量:1.56 kg
  • 本体素材:20Dナイロン 
  • フライ素材:20D PUナイロン
  • フロア素材:30D PUナイロン
  • フロア面積:2.8㎡ 
  • 前室面積:0.88㎡

嫁に内緒で購入したもんだから試張りも出来ないまま放置してた。今週には使う予定なのでええ加減そろそろ試張りをしておかないと。ベランダで張ったらバレる可能性が高いので隣が空室なので玄関エントランスを拝借して試張りしてみました。

このタニ2Pといえばデビュー当初はかなり売れまくって売り切れ続出だったそうな。特にフットプリント(アンダーシート)は特に入手が困難だったみたいです。そんなタニ2Pもデビュー1年後にはいくつか変更点あったそうです。

【2012→2013の変更点は】

・リアベント未使用時の固定方法がベルクロからジッパーに変更。
(これにより強風時のフライシートのバタつきがなくなり耐風性が高まる)確かにベルクロだと強風でめくれあがりテント内に風が入りこっぱ微塵にもなりかねないね。

・前室先端のペグダウンループが両方に装備された。
2012モデルは左側のみ。これにより左右どちらを巻き上げても前室のテンションが可能になった。

・2012モデルはガイドライン2本が2013モデル以降は4本になった。
(当たり前やろ!イチイチ後で買わすなといいたいね)

上記の変更により2012モデル(フライ+インナーテント+ポール)1.47kg→1.56㎏に増加。

見てわかるとおりテント+ポール 

ポールはテントの収納袋とドッキングできる。けど、ザックに収納する際はスペースの関係でどうせバラバラに収納するので個人的にはあまり意味がない。

この収納バックはいいね。収納バックもゆとりあるので出し入れに苦労しない。その上コンプレッション可能&防水仕様なのでこれ以外の収納袋は考えられない。

そしてなんと!!収納袋の内側には星座表が装備!だからなんやねんって。簡単なテント設営方法か緊急時に役立つことが記載されてたら良かったのにね。追記:2枚になっており簡単なテント設営方法が記載してありました。

「フットプリント」 テント底面の保護や防止のために敷くもの。

まずはフットプリントをひろげて敷く。

その上に短辺・長辺を確認してインナーテントをのせる。

インナーテントのプラスチックのパーツ(左)にフットプリントのフックを引っかける(右)赤い矢印の箇所に引っかける。四隅すべて。

今度はフレームパイプを先程のインナーテントのプラスチックのパーツにパチっと音が鳴るまではめこむ。 

四隅すべてフレームパイプをはめこむとフレームが自然と立ち上がる。

フレームパイプの突起にインナーテントのフックをジョイント。

インナーテントのフックをすべてフレームパイプに引っかる。

すべてのフックを引っかけるとこんな感じ。

次にフライを被せる。フライシートの内側のベルクロをフレームパイプと接続する

インナーテントのプラスチックのパーツに引っかける。すべてがこのインナーテントのプラスチックのパーツへ接続することになる。プラスチックなので石が多いテン場だと登山靴で踏みつけたら壊れないか心配。このパーツが破損した時点でテントが設営出来ないかもしれない。イヤ!できない。

従来の丸環にフレームパイプを突っ込む方法の方が安心ですね。もう1点心配なのがフレームパイプをカチっと音がするまで差し込んで固定するんだけど何度も抜いたり差したりしてバカになりハマらなくなったり抜けたりはしないのか?

ココはかなり外側にテンションがかかる場所なので結構不安です。もしもの時に備えてこのプラスチックパーツの予備を用意しておいた方がいいかもな。ネットで検索してみましたがまだこの部分の破損などは見受けられなかった。 

ペグダウンは出来ないのでシワシワですがとりあえず一応完成!?結構手際よく張れた方かな?嫁に見つかる前にはやく設営せなアカンしね。

短辺側の両サイドのループですがこのままだとペグダウン出来ないので細引きを取り付けたらOKやね。

このベンチは画像でみるよりかなり大きく感じた。ココが2012モデルでは未使用時の固定方法がベルクロだったところ。2013モデル以降はジッパーに変更されている。強風で開かないように。風でベンチが押しつぶされたりしないようにつっかえ棒で固定出来る。

前室は巻き上げて固定できる。

早速テントの中へ・・・ いつも初めての時はワクワクする。

幅も1人で使うなら十分な広さだ。2人ならツライかも。天井高は思ったより高い!アライのゴアライズ程しかなかったらどうしようかと思ったが背筋を伸ばして座っても頭が天頂部に着くことは無かった。僕の身長は171cm

天頂部にはランタンを引っかけれるようにフックが装着。

四隅にはループがあるので細引きなどを通して物干しなどにも使える。

小物入れは入口反対中央部に1つ。

かなり大型ベンチレーション。

上のジッパーは内部からつっかえ棒を外してベンチレーションを閉じることが出来る。

入口は下だけがメッシュになっている。

ガイドラインは4本付属品の中に入っていましたが自在はありません。たまたま持っていたアルミの自在を取り付けた。

撤収の際はフットプリントは装着したまま折りたたんだ。その方が設営時の手間も減りますからね。フットプリントを装着したままでも十分収納袋には入りました。プラスチックパーツの不安はありますがとりあえずフィールドで実際に何度か使用してみない事にはわかりません。念のためにプラスチックパーツのスペアは用意しておこうと思う。