双門の滝壺を目指すが・・・ クマ出没で敗退
- 2016年7月20日 晴れ!
- メンバー 涼さん+登山好人
双門の滝壺へ行きたい!
ネットで調べた限りでは滝壺へ行かれた記事は2つだけしか記事が無い。滝壺へのアクセスはザンギ平付近。とにかくザンギ平を目指すことに。
懸垂下降を要するところが2ヵ所ほどあり登り返しの為に残置しなければならないので30mロープを2本、登攀器具を用意して出発♬
182ポストの吊橋を渡る。渡り切って左に曲がり塩壺谷を渡渉しワイヤーをくぐり正面の尾根を登って行く。取りつき付近は踏み跡、テープは無いが尾根を登って行くと次第に薄い踏み跡が出てくる。
尾根はかなりの急登です。今日はまったく風が無い。右から塩壺谷の沢の音が心地よいが暑いです。汗が滴り落ちるが気にせずドンドン登って行く。
展望もなにも無い植林帯を登って行く。この辺でカモシカが逃げて行く。あまり人が入らないバリエーションだから色んな動物がいるんだな~と、この時は思ってたw
ここから標高40mでP1062だ。ここは尾根の分岐にもなっている。P1062でザックを降ろし大休憩する事にした。ザックを降ろして休んでると涼さんが・・・
「あれ、クマちゃう?」
前の高塚山でも云うてたしな~ ホンマかいな。どれどれ・・・
うわ~っ!!
150%クマやん ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
それも結構近いやん。どうする?マジで怖いやん。とにかくクマはまだ僕らに気がついてない。それにクマの進行方向は僕らがいる尾根に向かってきてる。コレはなんとか気がつかせな尾根にあがって来たらアウトやで。
うぉ~っ!!とクマに少し気がつく程度の声を発するとこっちを睨んで微動だにしない・・・睨んでいるというより声の発する方を探しているって感じ。
見つかれば逃げるのは非常にヤバい。このまま先を進むにしても迷ヶ岳まで標高600mをビクビクして登るのもイヤだし、下るにしても追いかけてきたら・・・
とにかくもう双門の滝壺にザブ~んはどうでもいい。登ることは諦めて下山する事にした。後を何度も振り返りながら足早に下山。どうやらこっちには来ていないみたいだ。
クマ遭遇地点の拡大マップ
無事に川迫川に架かる吊橋まで戻って来た。とっても平和なこの風景に安堵した。まだ動揺が隠せないのかパーキングで立て続けに2本タバコを吸う。帰宅後GPSの電源すら切るのを忘れていたw