岩場を越えて見た絶景 【由布岳】

新門司港から下道を走って3時間20分。ようやく由布岳登山口に到着。ガスガスやん😢 こんなん登っても全然オモシロくないやん。展望がウリの山なのに・・・
しかし綺麗なところやな。この辺を散策するだけでも、もう十分ちゃうかなw 登ろうかやめようか考えてると、他の登山者は用意して登って行く。せっかくココまで来たんだからガスガスだけど山頂だけ踏んでおこうかな。

テンションだだ下がりで用意完了!シートに固定しているバックをそのままにしてシートカバーで隠します。こういう時にもハーフシートカバーは役立ちますね。
由布岳について
由布岳(ゆふだけ)は、九州・大分県にあるとても人気のある山で、「豊後富士(ぶんごふじ)」とも呼ばれています。その名のとおり、富士山のような美しい円錐形の姿が特徴です。湯布院(由布院)温泉のすぐそばにあり、登山と温泉の両方を楽しめる絶好のスポットです。
活火山ですが、現在は活動が非常に穏やかです。最新の噴火は約2,200年前と推定されている。
由布岳は「双耳峰(そうじほう)」といって、頂上が二つあります。
・東峰(ひがしみね):標高1,580m。安全で登りやすく、一般登山者に人気。
・西峰(にしみね):標高1,583m。岩場が多く、鎖場を通るスリルのあるルート。経験者向け。
東峰からは、湯布院盆地とその向こうに広がる阿蘇山・九重連山まで一望できるらしい。
火山活動状況
最新の噴火は2200年前ですが、念のために登る前に火山状況を調べてから行かれるのをおススメします。
山行データ+GPSログ
最高点の標高: 1580 m
最低点の標高: 776 m
累積標高(上り): 966 m
累積標高(下り): -965 m
- 【山名】由布岳(豊後富士)
- 【標高】1583.5m
- 【山行日時】2025年10月21日
- 【天気】曇りのち雨
- 【メンバー】単独
コースタイム🕘
- START10:00由布岳登山口スタート
- POINT110:32合野越
- POINT211:38~11:45マタエ
- POINT312:00~12:15由布岳西峰(1583.5m)
- POINT412:25マタエ
- POINT512:47~13:00由布岳東峰(1580m)
- POINT614:01飯盛ヶ城分岐
- POINT714:10~14:30飯盛ヶ城(1067m)
- GOAL14:48由布岳登山口ゴール
駐車場(無料)

かなりの台数を停めれる駐車場。綺麗なトイレ、水道もあります。自販機はなし。自販機はここから1.5kmほど下った「狭霧台」にあります。
由布岳登山スタート!

標高900m以上は完全にガスの中。本来だとココから綺麗な山容の由布岳が目の前に見えるんでしょうが。ガスガスで展望のない登山になってしまうでしょうが、とりあえずココまで来たし由布岳山頂を踏んで帰りたいと思います。

まずは傾斜のゆるい草原の中を気持ちよく歩いて行きます。左を見ると青空も時々見えてます。

草原の最上部まで歩き、ここから樹林帯へ入って行きます。

ここでようやく山道となる。

岩がゴロゴロしている登山道はすごく開聞岳と似ているな~

地図ではジグザクしているところです。急登かと思ったけど、傾斜が緩くて歩きやすいです。

そろそろガスの中に入ってきました😢
合野越

ここでご婦人が話しかけてきたんだけど、そのご婦人のお話が長いこと長いことw 楽しいお話でしたけどね。

九十九折れで距離は長く感じるけど傾斜が緩いのでルンルンです🎵

樹林帯を抜けました。本来ならこの辺りから絶景が見えたんだろうね。

ご覧のありさまです😢

九十九折れも終盤になると直登気味で急登になってくる。晴れてたら急登も苦にならなかったと思うがこれじゃね💦
マジか!奇跡の青空が・・・

前方を見ると何か青空出てない?嬉しくて急登を駆け上がりましたw

マジか!!山頂付近はまさかの青空が出ていました🎵 いや~登る前はもう登るのをやめようかと思ったけど、登って良かった~
マタエ(西峰、東峰の分岐)

マタエに到着するとカナダ人男性が翻訳アプリで話しかけてきた。どっちの頂の方が高い?って訊かれたので、こっち(西峰)ですと、教えてあげる。西峰はハードで東峰はイージーと教えると、高い方へ登りたいから西峰に登るそうです。

下界は見えないけど、一面雲海が広がってます。ある意味こっちも絶景です。

カナダ人のおじさんが登って行きます。そのあと、ゆっくりしてから僕も西峰へ登って行きます。

いきなり鎖場が出てきます。ホールドするところも多くて登りやすいです。
いきなり道を間違う💦

正規ルートは左下なんですが、鎖場を登って正面を見たら道がついていたので、釣られてしまった💦
歩きながら割とスリリングな道やな~と、思いながら進んでいると間違っているのに気がついた。

間違っているルートからマタエを見る。正規ルートは右下です。

道もついてるしどこかで正規ルートに出れるだろう。
正規ルートに出た

正規ルートに出ると、カナダ人のおじさんが左手前の岩を登ろうとしていたので、NO!こっちと教えてあげる。
ここがいわゆる西峰への核心部みたいですね。落石を心配してオジサンが登りきるまで待っていた。

鎖場のトラバースも足場もちゃんとあるし、落ち着いて歩けば問題無し。

東峰も綺麗に見えてます。

綺麗な雲海です。飛行機に乗っているみたいだ。登りだす前にはこんな光景が見れるとは思わなかったよ。
西峰(1583.5m)

カナダ人おじさんとガッチリ握手してお互いの登頂を祝った😀

西峰山頂から見た東峰。

どこまでも続く雲海。ずっと見ていられます。
ブロッケン現象

ブロッケン現象初めてです。
ブロッケン現象は、見られる条件が限られる珍しい光学現象です。太陽を背にして、前方の霧や雲に自分の影が映し出され、その影の周りに虹のような光の輪が現れます。ドイツのブロッケン山が名前の由来で、日本では仏様の光背のように見えることから「御来光」とも呼ばれ、幸運の前触れとされることもあります。

一旦マタエに下って東峰へ向かいます。

核心部はそこそこ高度感あるから高所恐怖症の方は怖いかも。

後ろ向きでゆっくり下れば問題無し。

マタエまで戻って来ました。マタエで休憩していたオジサンは核心部で引き返したと云ってました。それが正解ですよね。ダメやと思ったら無理して行かないことですよね。

おじさんは地元の人らしく、これだけの雲海は珍しいとのこと。ガスのおかげでいい光景に出会えました🎵

西峰山頂とは対照的に岩がゴロゴロしている東峰。
東峰(1580m)


東峰から見た西峰。

いつまでも眺めていたいけど、下山後は温泉入ったり、今夜の宿泊先まで50㎞ほどバイク移動があるから下山しまーす。最後に絶景を見納めして。

マタエからちょっと下るとガスの中へ・・・

雲の切れ目から一瞬下界が見えた。
飯盛ヶ城への分岐

帰りは飯盛ヶ城経由で下山します。道標に従って右方向に進む。

笹道を抜けるといきなり芝の山が出てきてビックリ。ガスって無ければ展望が良さそうだな。

振り返ると由布岳はガスの中です。
飯盛ヶ城(1067m)

平らで広い山頂です。どこでも寝転べます。

湯布院の街並みが見えてます。しばらく寝転んで休憩してたらポツポツ雨が落ちてきたので、急いで下山します。


ここの下りが意外に長く太ももの前がパンパンだw

振り返って飯盛ヶ城。晴れてたら本当に綺麗な場所なんだろうな。
無事下山しました

お疲れさまでした!雨が降り出してきてるので、急いで温泉へ向かいまーす。
秘湯 天地のしずく

出川哲郎の充電旅で出てきたコバルトブルーの温泉です。ココへ来るのをかなり楽しみにしていました。晴れてたら目の前に由布岳が見えていたでしょう。残念です。入浴料は1200円です。いや~楽しみです。

うわっ!マジでコバルトブルーですやん。決して加工していませんよ。撮ってそのまま無加工ものです。
お湯は超ヌルヌルでこんなヌルヌルしたお湯は初めてだ。思わずお湯を飲みたくなる色ですw こんないいお湯で1200円は安い!2000円でも納得していたと思う。
さすが温泉県大分のお湯ですね。ついつい長湯してしまうほど気持ちのいい温泉でした。この後、雨もキツクなってきたので、宿へ急ぎます。
今夜お世話になる宿に到着

ビジネスホテルっていうより合宿所に近いかな。建物は古いけど清掃は行き届いていました。ここは温泉も併設していて、ホテル利用者はもちろん入浴OKです。
源泉かけ流しで、レビューを見るとお湯が激熱で入れないって書き込みが多数。どれだけ熱いのか・・・熱すぎては入れなかったらどうしようかと思いました。確かに熱いですが、気合い入れて入ってしまえば、どーってことない。雨に濡れた体を芯から温めてくれました。

トイレ、洗面台は共同です。安いのでそれくらいは全然OKです。素泊まりなので、近くのラーメン屋にご飯を食べに行きましたが、すごく不愛想な店員で、出ようかと思ったけど近くに他にご飯を食べれるところが無さそうなので、我慢した😢
明日の大分は完全に雨😢 これじゃ阿蘇の方に行ってもガスガスだし雨のツーリングになってしまう。中津の方は昼過ぎから雨が上がる予報だったので、阿蘇ツーリングは泣く泣く中止し、明日のホテルは中津なので北上しながらどこか観光でもしてみることにした。
今日は移動、登山で疲れていたので、朝まで一度も起きることなく爆睡していました。








