明神平~薊岳手前で下山
最高点の標高: 1402 m
最低点の標高: 597 m
累積標高(上り): 1010 m
累積標高(下り): -1006 m
- 【山名】 明神平
- 【標高】 1323m
- 【山行日時】 2013年3月2日
- 【天気】 雪のち曇りのち雪
- 【メンバー】 単独
前日の夜に林道1番奥のパーキングで車中泊する。深夜1時過ぎに到着した時にはすでに1台とまっていた。ビデオを観ながら午前2時頃に眠くなり就寝。午前7時を過ぎたら何台かやってきた。8時過ぎに用意して出発した。
【登山口】
駐車場から林道を歩くこと10分で登山届のあるゲートに着いた。
怖い
このコースは数箇所渡渉ポイントがありますが危険な場所はすべてロープが設置されている。ココでアイゼン装着。
またすぐに渡渉ポイント。先のハシゴを登って進む。
【旧あしび山荘】
なんやろ。コレ?去年は書いてなかったぞ。
半分だけ氷瀑し半分だけ豪快に流れ落ちている。
標高1000m越えるころから霧氷が綺麗だった。青空だったらなぁ~
今日の登山道はほとんどのところでキンキンに凍っている。ココもヤバイけど一歩一歩確実に行けばOK。ロープもあるので安心だ。
去年もここで撮影したな。去年この木はモンスターみたいになってた。
腰が少し痛くなってきた。
明神平まであといチョイのところだったけど痛むので少し座り込んで休憩。
ココを左に行けば明神平。直進してもOK。直進したらあしび山荘前の東屋のところに出る。
【明神平】
明神平に着いた。ガスっているね。快晴の明神平は今回もおあずけだな。風が強くて雪原で風が渦をまいてる。明神平は避難小屋もないし、風除けになるところがまったくない。あしび山荘の下でちょっと休憩するが寒いので行動することにした。
左の小屋は天理大小屋。こちらも中へ入ることが出来ない。この小屋の裏手のブナ林のところがテント適地だそうなのでちょっと偵察。
確かに地面もフラットな場所も多く、ブナの木で風もある程度遮られそうだ。今日の雪質ならあまり踏みつけることなく整地できそう。
奥のピークが前山。前山のピークから薊岳の尾根道を歩く。赤い矢印のところでたまらずスノーシューを装着。 後ろから50代のオッチャン2人組が登ってきた。ヒップソリで下って楽しんでいる。さすがにスキー場でオッチャン2人がヒップソリ出来へんもんな。考えただけでもキモイし・・・ここなら誰もおらんので思い存分楽しめるだろうな。笑い声がここまで聞こえてくるよ♬
【前山ピーク】
特に標識などはない。地図で尾根の方向をコンパスに記憶させて進む。ここでiPhoneの電池切れ。スントの腕時計もみたら電池切れてるやん。時間はどうする? 幸いデジカメで撮影しプレビューしたら時刻が出るので良かった。
思いっきり風が強い。腰も痛いし、今日は楽になる時がなく、ずっと痛い。特に今日は太ももにまで放散痛もある。前方の岩のところで少し風除けになったので休憩する。
はじめて標識があった。ルートは尾根道を歩くだけなので特に迷うポイントは無いけど標識があると少し安心するな。それにしても孤独だ。聞こえるのは風の音だけ。
ものすごい強風!右側から強烈な風がずっと吹いているので顔面右側だけがかなり痛い。それに真っ直ぐ歩けない。風で左へ押される。
薊岳と下山する尾根道の分岐点に着いた。左が薊岳。右が下山する尾根道。赤い看板が目印。
最初は尾根がわかりにくかったので尾根の方向をまたコンパスに記憶させて下山する。少し降りるとハッキリした尾根が見えてくる。ここから急な下り坂だ。途中でスノーシューからアイゼンに履き替えた。
尾根がハッキリしているので迷うことはない。また支尾根など迷い込みそうなポイントも無かった。ただ木に赤いペンキが塗られていますが登山道と示すペンキじゃないと思う。斜面の下の方の木にも同じように塗られていたので林業の何か目印なのかもしれません。あと、正規のルートではないので案内板もない。テープ類もほとんどみかけなかった。
前山以降はずっと風が強く顔面もほとんど麻痺してるわ。
日が当たって暖かそうなところに出ました。前方の岩を左から下ります。
下ってから振り向いたところ。
もうこの辺は傾斜が急過ぎて木から木へ飛び移るように下ってました。
【下山】
最後の最後まで気が抜けないコースだった。これなら積雪時の方が歩きやすいかも。このコース逆に登りで使う人おるんだろうか?コレ登るだけでお腹いっぱいです。この橋を渡って車道へ。
車道から振り返ったところ。
車道を1km?くらい登り返してパーキングに到着。パーキングまで3回も座り込んで休憩。今日の腰の痛みは久し振りの最悪レベル。これだけ痛いのは今日だけだといいんやけどな。
購入して7か月で電池切れかいな。車も時計も燃費わるいのぉ~
【やはた温泉】
帰りはパーキングから数㎞先にある「やはた温泉」に寄りました。
湯加減もちょうどいい感じ。玄関は2Fになります。1Fに洋室・和室の休憩所あり。洋室の方は喫煙OKです。食事はやはた温泉の建物裏手の「ふるさと村」にあります。
食堂は100年前の校舎を再利用。
廊下を通って食堂へ。床も当時のまんま。テントサイトもある。あとでわかった事なんだけど、こちらのふるさと会館にもお風呂場がある。こちらは村民・堺市民150円 他市町民250円とパンフには記載されている。半額やん。でもなんで堺市民?調べたら堺市と東吉野は友好都市だそうです。
また雪が強くなってきた。暦では3月。1300mの低山と言えども強風が吹けば冬山の厳しさが・・・無事に下山出来て良かった。