香楠荘尾根・細尾根道ルート

支柱はお好きですかぁ?今回は金剛山ロープウェイの支柱巡り。支柱フェチにはたまらないコースです。前夜は仕事で一睡もせず朝5時に出発。百ヶ辻のパーキングには午前6時前に到着。

まだ外は暗いしヘッドライトは持って来ていないので明るくなるまでノンビリ用意をする。カメラはあるけどSDカードを挿入してくるのを忘れている。仕方が無いのでiPhoneで今日は写真を撮影することにした。いつも何かしら忘れ物があるな。

合計距離: 4.67 km
最高点の標高: 1018 m
最低点の標高: 636 m
累積標高(上り): 470 m
累積標高(下り): -471 m
Download file: kongouhosoone01.gpx

百ヶ辻からいつもの伏見峠ルートを歩いて行く。しばらく進むと「大阪府指定天然記念物 千早トチノキ」がある。トチノキのすぐ手前には文殊尾根の入口がある。まだ日の出もしていないうちから下山してくる人が多いけど暗いうちから登っている人も多いな。

初めての水場のところに寺谷コースの入口がある。

少し通り過ぎ振り返って撮影したところ。ココが寺谷コース入口。近いうちに寺谷・文殊尾根も登っておきたいところだ。

前回の細尾谷の入り口と同じところ。ココを入って行く。滝の右側に道がついている。岩が多いので濡れている時はスリップ注意。 

滝を過ぎてすぐに右斜め後方の道が香楠荘尾根の入口。写真は振り返って撮影。右の道を登って来ました。左の道を進みます。

入口から狭い道をいっきに急登。それほど距離は長くは無いので大丈夫です。左に鉄塔が見える(白トビしてわかりにくいかも)とりあえず鉄塔を目指す。 

右下には伏見峠ルート(念仏坂)が見えます。(白いところ)右へ下るルートがあるけど伏見峠ルートへ降りれるのかな? 

入口から急登したあとはしばらく平坦な場所を歩いて来ましたが、ここから鉄塔までまた登りとなる。

ロープウェイの支柱が見えてきました。

鉄塔

見上げてみるも低い。ロープウェイが通れば手が届きそうなほどの低さだ。休憩するには開けたいい場所だがロープウェイの通行を妨げてしまう恐れがあるのですぐに立ち去ろう。止めてしまうと大変なことになる。線路沿いにも保守点検用の道がありますがコチラは立ち入り禁止です。 

山頂駅を見たところ。鉄塔をぐるっと廻り込むと登山道が続いています。 

ここからは香楠荘尾根ルート第二部と言ったところだろうか。 

しばらく登っているとまた鉄塔が出てきた。コレは香楠荘を建てる時に使われた索道の支柱かな?伏見峠ルートの念仏坂が始まるところにあった支柱と結んでいたのかな? 

索道の支柱と思われるところから少し登ると出口に。山頂駅と香楠荘を結ぶ遊歩道に出てきた。香楠荘方面へ登って行く。 

非常に歩きやすい。ほとんど平坦のような。

ロープウェイ山頂駅が見える。

香楠荘

気温は10度。雨の前だからなのか気温が少し高い。 

大峰方面の山々も今日はよく見えてます!

千早園地

ココは冬になると雪遊びをする家族連れでいっぱいになる。この狭いエリアにだ。真ん中のコブからソリで降りるのにも順番待ちが出来る時もある。遠景には高見山が見えるけど写真で撮ったらわかににくいなぁ。あとは下るのみ。なんとか9時前には下山出来そうだな。この時まで下山ルートがかなり悲惨だったとは思ってもいなかったのである。

誰も居ない千早園地で休憩してても淋しいのですぐに下山する。下山は細尾根道で下山。伏見峠と久留野峠の中間地点に細尾根道のとりつきがある。千早園地からダイトレを伏見峠に向かって歩く。

伏見峠

千早園地から5分も歩かないうちに伏見峠に到着。右に下れば念仏坂を下って百ヶ辻に出る(スタート地点)久留野峠を目指すので直進する。 

少し長い階段を登って行く。 

P1022

ピークにはひっそりベンチがあるのみ。

よく踏み固められた道。

細尾根道取りつき

お地蔵さんがポイント。お地蔵さんの後ろの倒木付近から入って行く。 

うーん。なんか藪っぽいなぁ。ここまで来たら行くしかないやろ。 

進めば進むほど藪が酷くなって来ました!完全に藪こぎです。藪こぎの中をかなり下って来たし、あの藪の中を引き戻すくらいなら進んだ方がマシやな。

・・・・・・・・・・

やっとこさ長い藪こぎから解放された。開けた場所に出たので服を叩いたりチェックしたり髪の毛に付くのが1番イヤなのでフード被ってたら暑かった~ 振り返って撮影。正面から下って来た。右にも道がついているが恐らく久留野林道へ通じる道じゃないかな? 

ココへ逃げたい気持ちが半分、まだ鉄塔に到着して無いので先に進みたい気持ちが半分。途中で逃げ出す事がイヤ性分なので先へ進むみます!(かっこいいじゃんww)だが、この先も藪こぎだ。それも胸元付近まで笹が伸びてる。やはり林道方向へ逃げるべきだったか。必死に藪をかき分けて進むと・・・

藪を何とか抜けたと思ったらその先はキツイ斜面。それに踏み跡も一切ない。木々をストックでかき分け前方を見ると谷になっている。このルートで谷はない。間違いに気がつき戻ろうとした瞬間にストックが木に引っ掛かり斜面の方へ落ちていった。

木が邪魔して見えにくいが上から覗いて探すと20m程下の笹の上に落ちてた。取りに行くかかなり悩んだけど腰痛持ちの僕にはストックは絶対に必要だ。買い直すにしても完全に無くなれば諦めもつくが20m程下ればあるんだから勿体ない。

取りに行く事にした。慎重に急な斜面を木をかき分けながら下るが泣きそうだ。辺りは一面膝くらいまでの笹原。その上、急な斜面なのでなかなかストックまでたどり着かない。なぜ?こんな事になったのか・・・

上の写真を参照

● ①の場所が上の写真の場所。 少し開けていたので休憩してたところ。

● ①~②までは胸元までの藪こぎ。藪をかき分ける事に必死になってて緑の破線(正規ルート)を見落としそのまま直進してしまった。

● 間違いに気がつき引き戻そうとした時にストックを斜面に落とす。

● 斜面を下り落ちたストックを拾うもまた斜面を登り返す気にはなれない。

● ロープウェイと言うわかりやすい目標物があるんだけどロープウェイと平行に植林が前方の視界を塞いでいるので(ロープウェイと並行した緑の太線で表記)鉄塔・空中ケーブル(索道)も見えない。

● 赤丸のどちらかに鉄塔があるのは地図からでも容易に判断できる。

● 現在地はわかっているのでコンパスを使って赤丸の方向を調べる。2つの方向はわかったけど植林で前方が見えないので、更に下って見る。

● 前方の谷がハッキリ確認できるところまで下って来た。すると鉄塔が木の下から目視出来た。念のために先程コンパスに記憶した方向を鉄塔に向けるとビンゴ! 

● 斜面をトラバースし鉄塔に近づくと正規ルートが左から合流して来た。

なんとか無事?(少し負傷。ストックを取る時にササの枝が鼻の穴に入って鼻血が出た)に正規ルートに戻れたからいいものの・・・ なんでこんなミスをしてしまったのだろうか。検証する為にもう一度行きたいがあの藪こぎはごめんだ。

なので机上で検証する事にしました。下りで道迷いは起こりやすいと本には書いている。まさにその通り。教科書通りのミスをしてしまったのだ。恥ずかしい。

*迷走中は必至だったので写真は撮れなかった

なんとか鉄塔に到着。ふーっ。疲れがどっと出たよ。この先も藪こぎなんだろうか。

山頂駅方向を見たところ。2本目の鉄塔がさっき通った香楠荘尾根ルート上の鉄塔だ。この右手の植林が邪魔になって斜面から鉄塔など見えなかった。

鉄塔から先は藪こぎもなく踏み跡もしっかりあり迷うことはない。そして出てきたのが百ヶ辻の伏見峠ルートに入ってすぐのゲートのところに出てきた。パーキングはすぐそこだ!

野〇ソ用に持ち歩いていた水に溶けるティッシュを持ってて良かった。もうほとんど止まっている。鼻の穴に指を入れたら少し血がついただけ。しっかり今回の件は検証して2度と同じような間違いを起こさないようにしないと。家に着いたら検証どころかすぐに爆睡してしまった。

金剛山単独

Posted by 登山好人