すんごい迫力!石の双門

2023年12月14日

合計距離: 13.92 km
最高点の標高: 1450 m
最低点の標高: 672 m
累積標高(上り): 2097 m
累積標高(下り): -2101 m
Download file: tosakao.gpx
山行データ
  • 【山名】 トサカ尾山
  • 【標高】 1119.2m
  • 【山行日時】 2015年6月24日
  • 【天気】 晴れのち雨(豪雨)
  • 【メンバー】 涼さん+登山好人
  • 【歩いた距離】 14㎞

注意!

双門ルートは本来は登りの一方通行で下りは原則ダメらしい。今回は石の双門到着時点で時間がかなり掛かっていたのと下山は歩いた事のないバリエーションルートで下山予定だったために時間が読めず、天候も下り坂だったので歩いた事のある双門ルートを歩くのが1番安全で近いと判断し下りで使いました。

観音峯展望台や鉄山からも見えてた長大な尾根がどうしても気になっていた。その長大な尾根のトサカ尾に行って来ました。平日なのに熊渡のパーキングはほぼ満車状態だった。かろうじて1台停めれるスペースがあった。貝塚から来てたおじさん。よく大峰を歩いているらしい。今日は楊子ヶ宿小屋で泊まるらしい。

双門・カナビキ分岐点までお話しながら歩いたので苦痛な林道歩きがあっというまに分岐点に到着。おじさんはカナビキルートへ。僕たちは双門ルートの方へ  「お互い気をつけて!」 おじさんと涙のお別れ。

分岐から少し林道を下ると弥山川に出る。この辺は伏流水(地中に水が流れている)となっているので歩きやすい。

弥山川を少し上流に歩いたこの地点からトサカ尾の稜線目指して登る。ここからは2週間前に涼さんが歩いたコースなので案内してもらう。

涼さんが赤テープ持参してきたのでテープを巻いて行く。

ゴロゴロの沢を登っていきます。かなり急傾斜。

しばらく進むと小さな滝があり左岸から登る。

この沢の分岐は左へ進んだ。

尾根に乗ったところで涼さんのペースがガタ落ち。大普賢岳、バリゴヤの時もそうだったけどかなりしんどそう。自身もペースが大幅に狂うとしんどいので声が届く範囲で先に進んで涼さんを待つ感じで進んで行く。

トサカ尾にのっかる。

トサカ尾山

まったく展望はありまへんよ~ 二等三角点がさみしく鎮座してるだけです。ちょっと休憩してからトサカ尾を迷ヶ岳へ向けて登っていく。 

あまりにも暑いのでヒメシャラに顔をくっつけてクールダウン。ひんやりして気持ちよか~

非常に歩きやすいトサカ尾

多少アップダウンはあるものの基本的には地形図でもわかるように少し急登があって緩やかになりまた少し急登を繰り返す。コース的にはそれ程しんどいコースではない。涼さん後ろから見てたらフラフラです。かなり辛そうだ。

一ヶ所だけどこんなところもあった。残置ロープがあり補助的に使うには問題無さそうだったのでありがたく使わせてもらう。

涼さんは足元に不安があったため念のためロープを出して懸垂下降でクリア。

ここにもあったメタボ測定器。余裕でクリア♬

マジ辛そう・・・トラバース分岐までもう少し! がんばろ~

ここからもまた行者還岳が見えるよ★

ギンリュウソウ

これは僕が初めて覚えた花の名前。DANGERさんにポンポン山で教えてもらったな。多分DANGERさんは僕に教えたことを忘れちゃってるかもね。

2週間前に涼さんが歩いた時に落とした物が落ちてた。偶然にも見つかって良かったね。

1430m付近のトラバース分岐。正面の岩の左へ登れば迷ヶ岳へ右の薄い踏み跡を進んで行く

 涼さんも2週間前に一度だけしか通っていないので記憶も薄いようだ。「こんな歩きにくい場所じゃない」と・・・何処か登れそうなところでもう少し上を歩くことにした。上に登ると薄い踏み跡が出て来て確かにさっきまでのような歩きにくい道じゃない。

 「木にワイヤーがグルグル巻き木の根からごっそり倒れた木」のキーワードを元に進んで行く。途中ワイヤーでグルグル巻きになった木がたくさんあるぅ~ そんな木は1本だけやと思ってたのに。すると写真で見た根っこから倒れた倒木を見つけた。確かここの右側から下れば石の双門やわ。右側から下っていく。 

石の双門

すんごーい♬ 写真なんかではうまく表現できないのが残念だ。とにかくこんな場所にこんな物があるなんてよく発見したよね~マジで一見の価値ある場所だと思います。

さて、下山はザンギ平~迷ヶ岳~バリエーションで下山予定だったんだけどここまでかなり時間が掛かってしまい下山に使うバリエーションルートが途中で違う尾根に乗り換えなければならない。この辺もわかりにくいので日が暮れると大変なことになる。天気も下り坂だし。

ここから迷ヶ岳まで1時間以上は掛かるだろう。そこからバリエーションがどれくらい時間が掛かるかわからない。 一旦、弥山川へ降りて河原小屋跡からナベの耳に登ってカナビキルートで下山もあったけど200m登らないといけないので却下となった。残るはタブーなのかもしれないけど今一番安全に下れそうなのが双門ルート逆行しか残っていない。 とにかく双門ルートに出ることにした。

石の双門から登り返して双門ルートに合流。写真の右~左が双門ルート。とにかく下って行きます!慎重に。

水平の階段を歩いたり~ 懐かしい2年振りの双門ルート。それも今回は逆行なのでオモシロさ倍増です。

ちょっと元気が出てきた涼さん。

双門テラス

水量が多くて爆音でした。

ズルっといったら終わりそうやな。

階段地獄も下りなら楽チンです♬

上記に同じく・・・

これは木が絡みあってるから珍しく撮影したんとちゃうよ。ここを越えて行かなければならないんです。

下りでもしんどい双門ルート!恐るべし・・・ようやく一ノ滝の吊橋だ。渡ったところの岩で休憩してたらポツリ、ポツリ。最初は滝のしぶきかと思ってたけどどうやら雨のようだ。

しばらく歩いてると雨足が強くなり豪雨になったよ。思わず体が入り込める岩を探して雨宿り。一瞬でパンツの中までビショビショになった。しばらく雨宿りしてても雨足が弱まりそうにもないので進むことにした。ここでビバークか!?って、思えるくらいの豪雨だった。

濡れた岩に十分注意しながらなんとかここまで来れた。

もはや渡渉は濡れないように場所を選ぶこともない。靴下までビショビショなのでガツガツ渡る。

途中でルートロスト。滝となってこれ以上進めないけど右岸側に正規ルートの鉄橋が見えたので適当な場所から登って正規ルートに合流。

釜滝まで来たら残りはもう少しです。雨も弱くなったので少し休憩した。

もはや足元なんて関係ない!全身ずぶ濡れです。

双門ルートもようやく終了!ここから林道を歩いてカナビキ・双門ルート分岐へ。

カナビキ・双門ルート分岐にて涼さん!

ほんでココのブログの人

林道を歩くこと26分で最初の地点に到着!ほんまお疲れさんでした。

最後の雨がよけいだったな。あれで疲れがどっと出たよ。ちょっぴり筋肉痛で階段の上り下りがちょい苦痛だ。

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