ビーコン購入
雪山関連の道具で1番最後になってしまったビーコン。ビーコンの重要性をわかりつつも・・・ 正直その価格と使用頻度を考えると中々手が出ませんでした。イヤ、積極的に使いたくない道具がビーコンですよね。
えれぇこった、えれぇこった!~hiro日記のbp-hiroさんに紹介して頂いた加古川のハイベルグマートさんに実機テストをさせて頂き購入しました。
最終的に検討機種を4台に絞ってテスト。その機種とは・・・
「PIEPS/DSP SPORT 」
「BCA TRACKER3 」
この4機種を実機テストさせて頂きました。
ビーコン実機体験者(僕)は今までビーコンなど触ったことも無ければビーコンとベーコンの違いが最近ようやくわかった程のド素人です。そんなバカヤローがすぐに使えるのだろうか!?
実機体験はハイベルグマートさんのクライミングジム横の80坪程(見た感じ)の更地でテストさせていただきました。
最高のビーコン実機テスト日和に恵まれ・・・ いざ!実機テスト!!もう、寒くて写真を撮っている余裕も無いのでテスト中の写真はナシ。
更地にビーコンを適当に3個配置して探し当てるというテスト。ビーコンは埋めることが出来ないので当然見えていますがあくまでビーコンの矢印を追いかけて見つけだすこと。ビーコンをはじめて使う僕でも簡単に使えるのかどうか。
4機種を使わせて頂いてBCA TRACKER3だけが矢印がクルクル回りかなり振りまわされ結果的に探し出すことが出来なかった。あくまでBCA TRACKER3が悪いという評価ではありませんので。ただ、少しサーチにクセのようなモノがあり、初心者の僕には矢印を追いかけて簡単に見つけ出せれるという事にはならなかった。
残りの3機種はほぼどれもスムーズに探し出すことが出来た。その中でもOrtovox 3+とMAMMUT ELEMENT Barryvoxは今回のテストではかなり優秀な結果となった。
さて、残り3機種とも矢印を追いかけるだけでスムーズに探し出せた。あとは何で選ぶかだ。 値段といっても3機種とも数千円の違いだけ。ビーコンは電池の減りがはやいので毎回山行時には電池交換が必要。1番電池蓋を開けやすいのは・・・
MAMMUT ELEMENT Barryvox→Ortovox 3+→PIEPS/DSP SPORTの順だ。特にPIEPS/DSP SPORTに関しては電池蓋の開閉にはマイナスドライバーか硬貨が必要になる。 う~ん、これは非常にマイナスポイントだ。
そしてMAMMUT ELEMENT Barryvoxは電池蓋の開閉は3機種の中でダントツですが電池蓋にはパッキンが無い。つまり防水性がほとんどない。体に装着しているんだから水に濡れないかもしれないけど雪に落としたりしても大丈夫なのだろうか?
あと体に装着するのです発汗で湿気がすごい。その辺がすごく気になった。Ortovox 3+は電池蓋にリング状のパッキンが施されていた。いいね♪ 次は電池や電池の持ちはどうなんだろうか・・・コレはもうカタログスペックで比較するしかない。
・MAMMUT ELEMENT Barryvox(単4アルカリ×3本 バッテリー寿命200時間以上)
・Ortovox 3+(単3アルカリ電池×1本 バッテリ-寿命250時間(送信時) 10時間(受信時) )
・PIEPS/DSP SPORT(単4アルカリ×3本 バッテリー寿命200時間(送信時))
MAMMUT ELEMENTとPIEPS/DSP SPORTに関しては送信時の時間しか書かれていない。それに単4が3本。僕のギアの中で単4を使うギアがない。すべて単3で揃えている。MAMMUT ELEMENTとPIEPS/DSP SPORTだと単4をよけいに持って歩かなければならない。その点Ortovox 3+はどうだろうか!単3×1本で他の2機種と遜色ない電池の持ち。
実機テスト前まではMAMMUT ELEMENTとほぼ決めていましたが単三1本で他の機種と遜色ない電池の持ち・電池蓋にパッキンとOrtovox 3+が一歩リード。価格もそれ程違わないしOrtovox 3+に決めた!!
と、いう事で「Ortovox 3+」にしました♪
★Ortovox 3+ spec★
・サイズ : 122×73×27mm・重 量 : 210g・受信範囲 : 約40m・電池寿命 : 約250時間(送信の場合) 約10時間(受信の場合)・電 池 : 単3アルカリ電池 x 1本・周 波 数 : 457kHz・適応温度 : -20℃~+45℃
新しいスマートアンテナテクノロジーによって自動的にアンテナをベストな送信に切り替える。捜索中に別の雪崩に埋まった場合に備え、3+が120秒間動かない場合、どんな操作モードにあっても、自動的に送信モードに切り替わる。
他の3機種と比べたら少し大きい感じです。
厚みはタバコとほぼ同じ。スライドスイッチを矢印の方に引くと受信モードとなる。
付属の専用ケースに入れて装着する。たすき掛けになるようにもう本体を少し左側に した方がいい感じだ。実際にはビーコンを使うような事にならなければいいけどもしもの時の為に素早く使えるように練習しておかなければいけませんね。