罰ゲームですか?テント泊装備で双門コース

テント泊装備で双門ルート(弥山川遡上)から狼平へ。

梅雨明けしたらしい近畿地方。21日・22日は直前になって晴れマークがついてたんだけど、えれぇこったウェザーの直撃をくらいました。

前回、ここ双門コースを歩いたのは2年前。あの時は山登りなでしこさんがテント泊装備のザックを担いで双門コースを歩き、すぐ後ろからずっとその辛そうななでしこさんを見ていたので正直テント泊装備で双門コースはチビりそうだった。

今回は6人で双門コースを歩きザンギ平を下って弥山川に出たところから遡行する。ザンギ平までが双門コースの1番しんどい部分だ。それに今回はテント泊装備+ロープ+沢装備と荷物も多い。こんなん背負って双門コースを歩けるのか?なんか罰ゲームに近い山行ですがやり遂げると達成感は十分ある。

1年・2年前の腰の状態ならテント泊装備で双門コースなんて考えるまでも無く即却下でしたね。腰の方は落ち着き今だからこそ双門コースをテント泊装備で歩いてみたい。そう思ってこの山行を企画してくれた時に参加を即答した。

山行データ
  • 【山名】 八経ヶ岳
  • 【標高】 1600m(狼平避難小屋) 1895m(弥山)
  • 【山行日時】 2015年7月21日~22日
  • 【天気】 1日目:くもりのち雨 2日目:雨+強風
  • 【メンバー】 bp-hiroさんkakaさんロカさんえっちゃんえのさん+登山好人
  • 【歩いた距離】 16km

熊渡登山口

hiroさん・kakaさんと午前4時にみたらい峡谷のパーキングで待ち合わせ。そのまま2台で行者還トンネル西口へ。下山は西口へ降りるので西口パーキングに僕の車をデポしておいた。hiroさんの車でロカ夫妻と待ち合わせの熊渡へ移動する。

熊渡に着いてしばらくするとロカ夫妻が到着。ロカ夫妻とは今回初めてご一緒させていただく。前に鳳凰三山でご一緒する予定でしたが天候が悪く僕がキャンセルしたので。お互いに挨拶を住ませて予定通り午前6時前に出発! はぁ~ 荷物おも・・・

登山届をポストに投函。前からずっとこの看板に描かれているのはカッパだと思ってたんだけどよーく見たらザック背負った登山者だったのね。

ウォーミングアップには長すぎる林道。毎回ここがウザいが今回は下山は西口なので帰りに歩かないだけマシだ。

西口のパーキングのオッサンに林道崩壊しているとの情報を頂いていましたが5月歩いた時も同じ場所が崩落していた。その後6月に歩いた時はすでに修復されたんだけどまた今回同じ場所が崩落していた。今回はかなり規模が大きく通過するにも少し難儀する。

カナビキ、双門コース分岐

えのさんは僕の後ろを歩いているので今回は登場回数少なめです。ごめんね。えのさん。

分岐から林道を少し下ると真っ白な沢筋が見える。ここは伏流水になっているので沢の水量が多いのか少ないのかはこの時点ではわからない。

熊渡を出発してからちょうど1時間で釜滝(ガマたき)に到着。

岐阜のロカさんです。はじめまして!2日間よろしくお願いします。ちなみにロカさんと僕は同じ年です。マッチョな体型はテント泊装備のザックが小さくみえる。

画像正面に道があったんやけど崩れて無くなっているがな。

しゃーない。落石に注意して登りまひょ

水量もいたって普通かな。暑いし早く沢に入りたいぞぉ!

今日初登場のえのさん。えのさん。いつもご一緒ありがとうね♬ 今回も僕もえのさんも徹夜での山行だった。しんどぉ~ お互いに眠いけど今日も頑張りましょう!

僕は面倒だったので最初からバシャバシャと水陸両用でいく。

ここも双門コースでよく出てくる場所だ。前回この辺で涼さんが財布を拾った記憶が・・・(持ち主に届け済

えのさんも重そうなザックやね~

一ノ滝の吊り橋

ここから双門テラスまでもハシゴが連続する大変な区間だ。ここまでは今のところ楽勝です!

登山道からチラッと見えたエメラルドグリーンの弥山川。

重いザックで後ろに引っ張られる・・・

こんな場所もルートなんですよね。

上記の画像を振り返って撮影。ほそ過ぎるやろw

まだまだ続くながーい階段。ここなんか上部で右方向へ階段が続いている。

この辺なんかは先月歩いているので記憶にある。

振り返ると山頂が雲に隠れている稲村ヶ岳がみえる。

下りになれば双門の滝テラスが近い。 

仙人嵓前のテラス

 重いザックにも関わらずhiroさんがうまーく引っ張ってくれてコースタイム通りだ。

ど定番の双門の滝前でパチリ。さて、ここからザンギ平までもまた登りが続くので少し長めに休憩。

テラス~ザンギ平の区間の登りが1番こたえた~ 無我夢中で登ってたら前方が明るくなりザンギ平がちかい。もうひと頑張りだ!! 

やっと下りや。ほんでこのまま下って弥山川に出たところから遡行開始

弥山川に出たところで沢の準備していざ!お~っ ちめた~い!やんけ。ここからはロカさん先頭でドンドン進むよ♬

えっちゃんもジャブジャブ。ロカさんと一緒に山へ行ってるからえっちゃんもすんごいタフ。優しそうなお顔からは想像できない程タフ。ほんで泣き言も一切いわない。

ザンギ平までのハシゴ区間はえっちゃんの後ろを歩いてたけどしんどい、ツラいとか一切口にしないのでこっちが逆にパワー貰ったよ。

kakaさんコケタ。怪我ないかな?

冷たいけどおもろい。みんな重たいザック背負ってここまでも大変なルートだったのにここから狼平まで遡行するんやからみんな元気やわ。

え~ね。なんね~ この風景★

水量が多いので直登やめて少しバックしたところから頭上に見えている。本ルートに高巻することにした。

傾斜がキツク少し危険だったので

hiroさんがロープ出してくれました! サンキュー

少し登山道を歩いてすぐにまた弥山川へ降りた。

フッフッフッ・・・ 最高じゃろ。泳ぐもヨシ、歩くもヨシ!

泳ごうとしたんやけど大型ザックの場合、雨蓋が頭の位置と同じなので泳ごうとすると顔があげられないんです。だからずっと潜水なわけw

この辺が河原小屋跡の崩落地。ロカさんが歩きやすい場所を選んで進んでくれるので助かる。 

ロカさんがなんか魚影が見えるといってたんで見るとキリクチだった。それにしてもこの透明度は感動的だな。

ロカさん泳ぐ!それも半袖やし。 

ここも少し危ないところでしたがみんな難なく通過

たまーに薄陽が差してきたり雨がパラついたり。

ここも左岸(右)のから登れますが上部が滑りやすいのでここでもロープを出すことに。

見た目より意外に簡単に登れます。

桶ノ谷出合

ここは右の沢へ。ここまで来ると空中回廊も近い。

千丈嵓に掛けられている空中ハシゴを登る。

少しあるくと今度は空中回廊。岩から出ている鉄杭を渡ります。

狼平まであと少し。

めっちゃ綺麗だったんで思わずドボンしてみた。

ここを登って吊橋を渡れば狼平小屋だけどそのまま沢を歩いて行く。

みんな!おつかれさん。熊渡から歩き出して8時間・・・ ようやく狼平小屋に到着。

狼平避難小屋

雨がかなり降っていたのでテントを張らずに小屋泊に変更。とにかくテント泊装備でハードな双門ルート+弥山川遡行でしたが狼平に着いた時はまだ体力はめずらしく残ってた。はやく小屋に入ってザック降ろしてぇ~

着替えたりなんやかんやして15時から宴がスタート。幸いに他の登山者がいなかったので小屋は貸切。やっぱ平日やで~

こんなんや

こんなものや・・・とにかく皆さんに色んな物を頂きました。

で、早くもこの方は爆睡。この騒がしい中でよく寝れたもんですw

ほんでまだまだ出てくる。こんなお皿まで用意しているとかビックリやわw どれもこれもすごく美味しく本当にありがとうございました!

そしてこれが料理できない僕でも簡単に作れて美味しかったカレー米はモンベルのアルファ米でカレーは無印で売ってるそうです。これが簡単ですごく美味しい。

えのさんが飲んでたコーヒー これもなかなかイイね。ネットで売られているみたい。探してみよっと。山仲間と過ごす時間はあっという間だ。時間はもう22時。えのさんはよく寝たので元気だ。

狼平小屋にはロフトがあるので僕らはロフト(2階)で寝る。えのさんは寝れないと思ってたけどまたすぐに寝はった。宴は15時~22時まで続いた。では~ おやすみ★

2日目

6時過ぎに目が覚めた。あいかわらず雨が降っていた。レインウェアを忘れてきたので沢で着たウェットを来て下山することにした。どうせ濡れるしね。はぁ~ここから弥山まで階段の登りが続くと考えたらイヤやなぁ~

弥山小屋に到着。雨がひどいです。避難小屋にとにかく入る。またもや管理人不在

途中、写真撮る気にもならず、あっという間に奥駈道出合。ここからずっと下ればトンネル西口。あと40分くらいで下山出来る。

下山

 お疲れさんでした!木製の橋を渡ってトンネル西口へ・・・停めていた僕の車にみんな乗り込んで熊渡りへ。帰りは「かもきみの湯」で2日間の汗を流して解散。