赤石山系・西山

合計距離: 8.72 km
最高点の標高: 1419 m
最低点の標高: 819 m
累積標高(上り): 809 m
累積標高(下り): -806 m
Download file: nishiyama20130131.gpx
山行データ
  • 【山名】西山
  • 【山行日時】2013年1月31日
  • 【天気】晴れ
  • 【メンバー】単独

早朝の石鎚林道にて。今日は石鎚山の奥深くに眠る落差130mの名瀑「高瀑(たかたる)の滝」へ行く予定。高瀑の滝へは大荒れの石鎚林道を走らなければならない。おおよその場所はわかっていたので、夜中に石鎚林道へ行き、途中の広いスペースで車中泊した。静かでよく眠れた。

道はキンキンに凍っている場所も多く、道幅が狭いうえに山側からの小さな崩落で土砂が道を塞ぎ、枝で車を擦る個所なんてしょっちゅうだ。山側に大きな岩、路肩は脆くて注意が必要な個所もあり20㎞/h以上出せない。とにかく少し走れば降りて岩をどけ、また少し走れば降りて枝を折りの繰り返し。スピードも出ない。

いい加減腹立ってきた。まだ距離にして10㎞近くこの調子かよ!!この先の状態もわからんし。コレほどまでして行ってもたかだか片道1時間ほどの山道だしな。ココにはジムニーやパジェロミニのような小型車の方がいいかも。また改めてカブで行くことにする。途中まで行ったけど車も潰れそうな悪路なのでUターン出来そうな場所で引き返した。

やっと林道を抜けだした。 車ボロボロになるわ。

なんでこの道でこの標識やねん。だれも車両で進入せんやろこの道を・・・

さて、どこへ行こうか。ココから近くて行きたいところと言えば西赤石山?そうだ!とりあえず西赤石山の登山口に向かおう。あとは登山口に着いた時間で西赤石山へ行くか近くの山にするか決めればいい

黒瀬湖辺りまで来たら石鎚山が顔を出していた。朝日があたって綺麗だ~ 

日浦登山口に向かう途中の峠から。多分、ちち山? 昨日の伊吹山よりこちらの方が雪が多いなぁ~

日浦登山口

トイレ+水場あり。

登山口に設置されている看板。いまの時間から西赤石山はキツイな。と、言うことでとりあえず西山に行くことにした。 

ココからスタート

えっ!? 吸い殻は土中に埋めてOKなん?

とりあえずアイゼンはいらなさそう。

ゆるーい、整備された登山道を歩く。普通に雪中ハイキングと言ったところ。 

別子銅山の遺構なんか見学したりで気分は観光客です。

見どころ満載の楽しいコースやな。じっくり見てたら時間無くなるわ。

かつてはココに小学校があったそうな。当時はこんな山奥に子供の声が聞こえて賑やかだったんだろうな。

遺構の前には必ず案内板が設置されている。

山登りに来ているのにこんなゆるーいハイキングでええんかい。

ダイヤモンド水

登山口からちょうど40分でダイヤモンド水の休憩場所に到着。

この水こそがダイヤモンド水。水量はかなり豊富。ジャバジャバ出ている。

ダイヤモンド水の由来が気になる方は読んでください。

霧氷だったら気持ち良さそうな道なんだけどね。 

分岐

どちらに進んでも同じ目的地(銅山越)に行ける。登りと下りで違うルートを歩きたいので、登りは分岐で曲がらず真っ直ぐに進む。

っ直ぐの道(日出度町経由銅山越行きで)へ進む。ほとんどの足跡は分岐で曲がって寛政谷木方経由銅山越の方に進んでいる。真っ直ぐのルートは何日か前の消えかけの薄っすらした足跡が残っているのみ。

お気軽ハイキングは分岐までだった。分岐から真っ直ぐ進むとすぐに急登区間が続く。

この辺で足跡が無くなる。

上から雪を落とすとスノーローズが簡単に出来上がる。コレはオモシロい。休憩がてらスノーローズを作って楽しむ。

オモシロくてついつい何個も作って遊んでいた。

ほとんどツボ足状態で疲れた。また分岐がある。右へ行けば蘭塔姿入口?左へ行けば高橋?またわからん地名が出てきた。とりあえず高橋の方へ左に進む

とりあえず目標はあの鉄塔。天気は最高です♬

ズボズボで歩きにくいです。これならスノーシュー持って来れば良かったよ。

あの鉄塔でコーヒータイム

この辺は平坦な道を行きます。すぐ先にまた分岐あり。

道なりに歩いて行くと標識もない分岐のところに出てきた。

分岐から少し登ると銅山越に到着。

銅山越

銅の標識です。右へ行けば西赤石山。西山へ向かうのでココを左へ進む

銅山越から見た西山方面

ちょっと登ったところから振り返ると西赤石山が見える。右手には新居浜市内と瀬戸内海も見える。

西山の一つ手前のピークが銅山峰

三角点もある。

銅山峰を過ぎ西山に登りかけた途中でルートがわからず少し立ち往生。目の前のピークを目指せばいいだけなので、どこからでも行けるんだけど、低木が邪魔で枝もとにかく硬い。かき分けて突進しても顔面にピシピシ当たって泣きそうだ。

登る前は下から見ると積雪が無い感じに見えたけど木の下にはそこそこ積雪していた。ズボズボで前に進まない・ルートがわからない強引に進むとルートっぽい道へ出た。最後の数十メートルが1番辛かった。 

太ももまでのラッセルに加えてあの硬い枝をかき分けて。残り数十mだけど心が折れそうになった。テント担いでラッセルする人はほんまスゴイなと思ったり。

西山山頂

ぶつぶつ言ってたら山頂に着いた♬ アレ!?まったく眺望なしやん。サイテー

ところで山專ボトルはええよ。出発前にお湯を入れて山頂に着いてもまだアツアツ。コレはホンマ驚異的な保温力やな。剣山に登った時も外気温は-10.5℃だったけど行動中はもちろんの事、下山してもまだ熱い。

普通にカップラーメンも食べれる熱さだった。コレは絶対におススメ!ガス+バーナー持って行かんでええし。山專ボトルについてはまた詳細にレポしたいと思います。とにかくええわコレ!僕のは800ml カバーは専用品が無いのでモンベル製を使用(内側に銀の保温材つき)

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山頂はまったく眺望も無いので早々に下山。西山が人気ないのがわかる気がする。少し下れば眺望はすごくいい。剣山も見えてる?この日は中国の有毒ガスが西日本に流れているとか・・・それで天気はいいけど遠くは霞んでるのか?新居浜市内でさえ霞んであまり見えない。

剣山方面だと思われる方向にズームしたけど剣山どれ??

下山は違うコースで。途中に歓喜坑と言うのがあったので寄ってみた。それにしても今日は平日だから仕方無いかもしれんけどまったく誰にも会わない。

分岐のところまで下って来た。こっちのコースの方が安全で楽チンやな。 

ダイヤモンド水でちょっとうがいして

時間的に西赤石山へ行きたかったけど、せっかくなのであそこは東赤石山とセットで行くことにしようと思う。今回はこれで十分。登りはなんともなかったけど、やっぱ下山の時の振動で腰がちょい痛み出たが適度に座って休憩入れたら問題なかった。でも、雪少ないなぁ~

ちなみに帰りもフェリーが2時間遅れ