この時期としては激寒の稲村ヶ岳(テント泊)

2023年9月18日

合計距離: 12.92 km
最高点の標高: 1719 m
最低点の標高: 889 m
累積標高(上り): 1355 m
累積標高(下り): -1355 m
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山行データ
  • 【山名】 稲村ヶ岳
  • 【標高】 1726m
  • 【山行日時】 2018年5月19日~20日
  • 【天気】 雨+風強い(19日) 快晴(20日)
  • 【メンバー】 息子+登山好人
  • 【歩いた距離】 13㎞

息子の初テント泊。3月頃に入道ヶ岳で計画していましたが何度か流れてしまいようやく予定が合ったので行ってきました。場所は同じく入道ヶ岳にしようと思いましたがそろそろヒルも心配な時期になり初日の19日は雨の予報だったし雨ならよけい出没しそうなので入道はまた今度★

色々迷った挙句に登りやすくて息子念願の1000mオーバー出来て僕自身何度か登った事のある稲村ヶ岳に決定!

稲村ヶ岳は「母公堂」からのピストン(一般的なコース)ここは距離は少しありますが傾斜はゆるい。難所が無いので雨天時でも比較的安心。分岐点も「法力峠」くらいなので道迷いの心配もない。そんな事で稲村ヶ岳に向けてレッゴ♬

母公堂のパーキングを利用(1日/500円×2)を払う。堂守自ら心配してか丁寧にすぐ横の登山口まで案内してくれた。思わぬVIP待遇に少し戸惑う。

途中で急に息子が立ち止まり「なんか音がする。動物?」登山口の「クマ出没注意」の看板を思い出し焦ったがよく見ると山中に通している水道管(塩ビ)が穴開いてそこから勢いよく水が噴き出している音だった。ビビらすなよ。そうでなくてもクマにビクビクしてるんやから。

登山口から15分ほど登ると分岐点がある。休憩には早いのでそのまま次の目的地「法力峠」まで進み法力峠で休憩することにした。

普通の橋に喜ぶ息子w 双門ルート行けばこんな橋やら梯子がイヤほど楽しめるけどまだまだ心配で双門ルートへは連れて行けない。

お天気は良くないですが傾斜もゆるくすごく平和な登山道です。息子も快調♬

時間は12時を少し過ぎたところ。晴れるどころかガスが濃くなってくる。

水分補給に忙しい彼は最初はザックに入れてましたが段々面倒くさくなってしまいには手で持って登っている。それほど登山道の傾斜もゆるく歩きやすい道なんです。

出発から1時間20分で最初の目的地「法力峠」に到着!思ってた通りここは風が強く少し手前の風が弱いところで休憩。今日はココまでのところ誰にも会いません。

次の目印は「傾いた小屋」やで~えっ~傾いた小屋!?どれだけ傾いてるん?行けばすぐわかる!!

いちおう念のために熊鈴装着してるけどそれだけじゃ少し心配なので歩きながら時々奇声を発しながら歩いていく親子w まぁ~今日みたいな日は誰にも会わないしええやろ。

奇声を発しながら法力峠から歩くこと10分ほどで目印の「傾いた小屋」に到着。昔はトイレだったとか・・・

今度の目印は「マンモス」やぞ~マンモスってなんなん? おるん?おるって。どうせ石のマンモスとかやろ。金剛山の千早本道のウルトラマンで騙されたわ。ホンマにおるんやって。生きてるん? おう・・・生きてるぞ。取り敢えず着いたらすぐにわかるって。

これは山と高原地図には載ってない水場だな。今日は稲村小屋でたらふく水はいただけるので水の心配はないのでスルー

天気は一向に変わらない。今はまだ雨降ってないけどいつ降り出してもおかしくない状況です。

これがマンモスだ~★ そっくりやろ。木やから生きてるぞ。マンモスっていうより彼は竜に見えるそうです。なんで?そー見える。どこから見てもマンモスやん。竜だ!マンモスだ!と一向に話がまとまらないしいつ降り出すかわからない天気なのではやく山上辻へ急ごう!!

見上げるとこれぞ大峰って感じの風景だ。晴れの時も楽しいが雨の時もまた楽しい大峰★

今日初のちょっとした急登

壊れた橋が見えるとゴールは近い!ここはちょっと慎重に行こう。

山上辻にある稲村小屋に到着!!ピッタリ予定通り到着ですがCTからはだいぶん遅れてます。やはり誰も幕営していないので好きなところに張れそうだ。

やってまっせ!」こんな日も小屋は営業してました。心強い♬

まずはテント場使用料を払いに小屋内へ。

料金UPした?明らかに700円から修正入っている。1サイト800円と思いきや大人一人800円で小学生の子供は半額の400円 合計1200円でした。これにはトイレ使用料と小屋裏にある水道が使い放題。水にはまったく苦労することが無いだけ嬉しいですね☆

小屋正面のベンチのところは風が強くトイレ横の平たいところに幕営した。テント設営途中から雨も降りだし風が強くなってかなり寒い。取り敢えず素早く設営し息子を中に避難させた。

小屋裏に水を汲みに行きまずは腹へったので簡単にラーメンを食べることにした。

今日の夜は鍋なのでこんなデカいのしかないけど。ラーメン食べたらホッとしたしあったまったね~♬

テントにバシバシ雨があたる。かなり本降りって感じ。ココは電波が通じるので(docomo)で自宅に無事テント場に着いたことを報告。俺だけなら心配ないだろうけど目に入れてもいたくない息子様を連れてるのでとりあえず連絡を。下界は少し肌寒いけど晴れてるらしい。

はぁ~今日はもうずっとこんな感じなんでしょうね。元々、予定では山頂は明日行くつもりだし明日の天気は晴れマークのみ!明日に期待しよう♬

6時半にメシにしようって決めてましたが腹へったと言い出したので少し早い5時30分にメシにした。今日は豚しゃぶのつもりでしたが、本日も忘れ物です。それもメインの豚忘れって事で野菜たっぷりうどんとなってしまった。ネタじゃなしにマジで忘れていました。

小屋番のおじさんが「中で食べてもらってもOKですよ」と嬉しいお声掛けいただきましたがすでに豚を忘れたショックで移動する気にもなれなかった。

なんか寂しいけど「いただきま~す!!」食えれば何でも美味しいですがやっぱ何かお互い物足りないねと。

そのうち一人、二人と登ってこられ僕の後ろには30代くらいの男性2名が幕営。明日は山上ヶ岳経由で下山らしい。

もう一人の方はコチラ。ココに幕営すれば良かった。広さ的にテント1つしか張れないけど地面も平らだし良さそうな感じの場所だ。

明日のルートを簡単に説明し明日に備えて今日は天気も悪いしテントでゆっくりしよう!夜は更に気温が下がり3℃でした。この時期の大峰にしては異常なほど寒い夜でした

この後カメラにしていたiPhoneの調子が悪くタッチできない。少し放置するとまたタッチ出来たりできなくなったり。メインのスマホも電池の残量も少なくモバイルバッテリーもこの寒さですぐにダウン。頼みの綱のiPhoneは電池の残量はあるけどだけどこんな調子だ。そんな訳でこの後写真が少ない。

2日目

後ろのテント泊の方達が山頂に向かう準備している音で目を覚まし外を見ると見事な雲海!!!これは早く山頂から見てみたいぞ!

はやる気持ちを抑えまずは朝食を。朝はベーコン、目玉焼き、パンで済ませ6時ごろに僕らも出発★山頂までの道中はiPhoneのみで撮影していましたが下山途中でまったくタッチできなくなり再起動をした。すると再起動後のパスワードも打てなくなりジ・エンド。

帰宅後にiTunesに繋いでどうにか写真だけでも吸い出そうとしましたが本体のパスワードを解除しなければiTunesも認識されずどうしようもない。

残り少ないメインのスマホの電源を入れて山頂から少しだけ撮っていた写真を数枚載せておきます。本当に綺麗な雲海でこんなのは初めて見ました。富士山とか登れば普通に見れるんでしょうが大峰でコレだけの雲海が見れたことにすごく感動した。

山頂から見た八経ヶ岳(弥山)

方向的に金剛山や大和葛城が見えるんでしょうがそんなのもすべて雲の中です。360℃ぐるり雲海が広がっていました。息子も大感動!ヨカッタ、ヨカッタ★

動画のキャプチャーです。正面は山上ヶ岳です。

どこまでも続く雲・・・ずっと眺めていたい気分です。昨日は最悪でしたが今日この風景をみれたので結果すごく満足な山行でした。

で、息子は今度のテント泊は大和葛城山が希望との事。理由はと聞くと前に登った際にテント場に立ち寄りその時に見たウッドデッキが妙に気に入ったみたいでデッキにテントを張ってみたいらしい・・・普通のデッキやで! あそこは展望ないけどいいん?それでもあそこで一度テント泊がしたいそうだ。別にデッキが回転するわけでもないのにね。まぁ~葛城山は近いし風呂も入れるし近いうちにね★

山頂の雲海をあれほど撮影していたのにすべて没になってすごくショックです。今も・・・またしばらく放置してタッチできる状態になればすぐに写真だけでも吸い出そうと思います。